報ステでテロップ捏造か?香港で実弾発射の警官側に有利な翻訳 アグネス・チョウ(周庭)の指摘受け動画削除
香港の民主化を求めた「雨傘運動」のリーダーの一人、周庭(アグネス・チョウ)氏は3日、テレビ朝日の報道で一部の広東語翻訳が完全に間違っているとツイッターで指摘した。
テレビ朝日の香港報道の一部の広東語翻訳が完全に間違っています。
メディアとしてこんな大きなミスがあることに驚きました。
0:47から、道路に押さえつけられたデモ参加者(実弾に撃たれた高校生を助けようとした人)と警官の会話内容と字幕が全く違います。
— Agnes Chow 周庭 (@chowtingagnes) October 3, 2019
本当の会話内容はこちら:
参加者:救助を呼んできてくれ!
警官:彼らは本物の救助隊か!
参加者:もちろん!彼らは救助資格を持ってる、お前は持ってるのか
警官:資格なら私も持ってる警官は「救助をすでに呼んでいる」と一切言っていませんでした。
— 周庭 Agnes Chow Ting (@chowtingagnes) 2019年10月3日
そして、放送でカットされた後ろにある会話が一番大事だと思います。
参加者:だったら行けよ!
警察:お前を抑え込んでる
参加者:俺は逃げないから— 周庭 Agnes Chow Ting (@chowtingagnes) 2019年10月3日
説明もなく動画を差し替えた模様
テレビ朝日が訂正したバージョンをアップしました。ありがとうございます。https://t.co/UHIGEzFauH
— 周庭 Agnes Chow Ting (@chowtingagnes) 2019年10月3日
香港政府に有利な編集か?
周庭氏が指摘する動画はテレビ朝日「報道ステーション」であるが、指摘を受けたのちに削除され現在は閲覧不可能となっている。報ステでは警官側の発言を「救助をすでに呼んでいる」と翻訳していたが実際に救助を促していたのはデモ参加者であった。
報ステの翻訳
警官:救助をすでに呼んでいる
周庭氏の翻訳
参加者:救助を呼んできてくれ!
警官:彼らは本物の救助隊か!
参加者:もちろん!彼らは救助資格を持ってる、お前は持ってるのか
警官:資格なら私も持ってる
カットされた重要部分
参加者:だったら行けよ!
警察:お前を抑え込んでる
参加者:俺は逃げないから
周庭氏の翻訳では撃たれた高校生に救助隊を向けるように叫んでいるのはデモの参加者だ。これを報道ステーションでは警官側が自発的に救助隊を呼んだことにしているのだ。
これがミスなのか意図したものなのかは不明だが、動画をYouTubeから削除しテレ朝NEWSに翻訳を差し替えて再アップロードした理由を説明するべきだ。
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