朝日新聞「(村上春樹が仏紙で)日本の首相、批判に批判投げ返す」→フランス人記者が抗議「村上さんはこういう風に言ってない、インタビューした記者として怒りを感じる」
朝日新聞デジタルが22日に掲載した記事「村上春樹氏「日本の首相、批判に批判投げ返す」 仏紙に」に関して、実際に村上春樹氏にインタビューをして仏紙に記事を書いた本人が「村上さんはこういう風に言ってない」「インタビューした記者として怒りを感じる」と抗議している。
見出しは正しくない。村上さんはこういう風に言ってない。「」は使えない。直してくれませんか? @asahi https://t.co/4typlOxllS
— Karyn NISHIMURA ???? (@karyn_nishi) December 22, 2020
見出しを直して欲しい。
朝日新聞の記事は間違いもあるし、リベラシオン紙に掲載された村上さんのロングインタビューを全く反映しないと思うから、インタビューした記者として怒りを感じている。@asahi #村上春樹— Karyn NISHIMURA ???? (@karyn_nishi) December 23, 2020
朝日が言うところの「こたつ記事」
インタビューをして仏紙に記事を寄稿したカリン西村氏によると、朝日新聞が記事の見出しに使った部分は1万字に及ぶリベラシオン誌の内容の1%以下で、元記事を反映したものではないそうだ。
しかも朝日新聞の見出しになった部分は、記事の1%以下です。
— Karyn NISHIMURA ???? (@karyn_nishi) December 22, 2020
要するに朝日新聞は、フランス語など誰もわからないだろうと、村上春樹氏が延々と仏紙に菅政権への批判をぶちまけたという印象操作をしていたのだ。まさかご本人が登場するとは思わなかったのだろうが、その本人が怒りを感じてタイトルの訂正を求めているのだから応じるべきだ。
これでは朝日新聞が数日前にスポーツ紙を批判した「こたつ記事」と同じではないか。
参考:やめられぬ「こたつ記事」 スポーツ紙が陥ったジレンマ:朝日新聞デジタル
まあ、このインターネット社会で様々な情報に直接アクセスできる現状、昔のように何でも足を運んで聞いてくる必要も無いと思うが、せめて間違いを指摘されたら訂正くらいはしましょうね。
続報:朝日新聞が村上春樹に関する記事タイトルをこっそり訂正、元記事執筆者からの猛抗議にも説明なし
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