日本一早い公選法違反?新年早々、共産党が氏名タスキとのぼりで事前運動 議員のコロナ感染も密街宣
日本共産党の塩川鉄也衆院議員が1日、前橋市議選へ向け街頭宣伝を行ったことをツイッターで報告した。しかし、前橋市議選挙の告示は1月31日で氏名入りタスキを使った街頭演説は公職選挙法の文書図画の掲示違反及び事前運動の禁止に抵触する。また、公職の候補予定者の氏名入りのぼりを掲げることも禁止されている。顔写真まで入れているのは特に悪質だ。
前橋市内で新春宣伝行動。2月7日投票の前橋市議選で日本共産党は、長谷川かおる・小林ひさ子・近藤よしえの3市議と新人の吉田なおひろさんの4議席確保のために全力を挙げています。たなはしせつ子衆院群馬1区予定候補、酒井宏明県議とともに。 pic.twitter.com/8gsE0xG6gV
— 塩川鉄也 (@ShiokawaTetsuya) January 1, 2021
虚偽の説明と居直りを繰り返す
日本共産党はこれまでも「氏名入りタスキ」を常用し、指摘されるたびに「違法ではない」「選管が認めた」と事実に反する説明を繰り返している。どの地域の選挙管理委員会も禁止された事前運動の代表的な事例として街頭での「氏名入りタスキ」を挙げている。しかし、公選法違反は買収や資金を投入した投票依頼などを除いてほとんど摘発されない。これをいいことに日本共産党の中には「逮捕事例がない」と居直るものもいる。
以前、別の現場で筆者の取材に対して「タスキはファッションの一部」「選管の許可」などと説明した予定候補者もいたが、選管への取材で虚偽であることが判明している。また、その取材の中で、最近になって共産党が多用し始めた「氏名入りのぼり」については違法の認識があることを認めている。
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さらに共産党は公選法違反だけでなく、新型コロナ感染拡大が懸念される中、密となる「初売り」を狙って街頭宣伝を行っている。これでも配慮しているつもりのようで「いつもの賑やかさもなく、宣伝も演説は3人のみにしぼって」と意味不明な説明をしている。
毎年恒例の仙台初売り宣伝。市議団、県議団、岩渕友参議院議員、舩山由美比例東北予定候補とともに。残念ながら今年はコロナで初売りも分散。いつもの賑やかさもなく、宣伝も演説は3人のみにしぼって。でも、今年こそ良い年に、との決意こめて。 pic.twitter.com/HGRLHaZZj0
— 高橋千鶴子 (@chiduko916) January 2, 2021
同党所属の清水忠史衆院議員が年末に新型コロナに感染していることが判明しても中止せず、こうやって街頭宣伝を敢行しているのだ。日本共産党に政府の新型コロナ対策を批判する資格はないだろう。
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