国会議員のパソコンがコスパ度外視、セキュリティー意識ゼロな件【マガジン79号】
新型コロナウイルス感染対策として、密になる会合や質問取りをオンラインで行うため、参議院が国会議員向けにウェブカメラを配布することを決めた。早速、これに対して野党議員らが「無駄」だと騒ぎだしている。こういう時に必ずしゃしゃり出てくるこのお御仁もご多分に漏れず。
パソコン用カメラ?
いつのパソコン使っているのか?衆議院でも同じようなアナウンスがあった。
パソコン用カメラとか要らない。
院のICT機器納入プロセスに開示請求が必要だと感じる。議運に要請しようっと。 https://t.co/XzPwyVnfCF— 原口 一博 (@kharaguchi) January 30, 2021
内蔵カメラで不気味な御尊顔を晒す議員
新型コロナウイルス以前に、パソコンがウイルスに感染することを考えない野党議員の先生方。仕事でノートパソコンを使う人の多くが内蔵型ウェブカメラのレンズ部分をシールなどで塞いでいるのだが、これは万が一のウイルス感染やハッキングによって自分の顔と室内映像がネット上に流出する危険があるからだ。杞憂だと思われるかもしれないが、海外では内蔵カメラをハッキングして一般人の私生活を配信するサイトが問題なったこともある。
必要に応じてカメラの着脱ができる外付けのウェブカメラが売れている理由はコレだけではない。そもそも内蔵カメラは角度が調整できないので、画面を見ながら参加した場合に上からのぞき込む不気味な映像となる。これを改善するため、外付けのカメラを画面より高い位置に設置する必要があるのだ。国会議員がオンライン会合に参加したことを報告するツイッター投稿を見ると、多くの議員がノートパソコンを箱や積み上げた書籍の上に置いているのが確認できるが、外付けカメラを使えば解決する問題だ。会合のたびに台を作っているなら、外付けを利用する方が効率が良く、パソコンのキーボード操作も問題なくできる。また、内蔵カメラは画質的にお粗末なものが多いのも難点だ。
なぜ、市場でウェブカメラが爆発的に売れているか少しは考えて欲しい。また、業務で使うものを私費で用意することは好ましいことではなく、参議院や衆議院が用意するのは当然のことだ。
コスパ意識のないパソコン選び
原口さんの投稿からもわかるように、内蔵カメラがあることをパソコンのスペックか何かと勘違いしている人も多いようだ。
こういう老人を騙すような手口で高額となっているパソコンを使っている議員は意外と多く、そのデタラメな知識と政治資金の無駄い使いは見るに堪えない状態だ。