ツール・ド・フランスの大クラッシュ、原因となったプラカードの女を逮捕 賠償金地獄へ
ツール・ド・フランスの初戦(26日)で起きた大規模落車事故を引き起こし逃亡していた「プラカードの女」が30日、地元警察によって逮捕された。自ら警察署に出頭したようだ。
ツール・ド・フランスで選手に接触の女性逮捕 クラッシュ引き起こす/自転車 – サンスポ
世界最高峰の自転車ロードレース、ツール・ド・フランスの第1ステージで選手に接触し、クラッシュを発生させたとして、観客の30歳のフランス人女性が6月30日、地元警察に逮捕された。自ら警察署に出頭したという。26日に同国西部で行われたレースでは、女性がテレビカメラに写り込もうと看板を持って立ち、走ってきたドイツ選手と接触。複数の選手を巻き込むクラッシュを引き起こした。女性は意図せず他人にけがや命の危険を生じさせた容疑に問われている。(共同)
ドイツ人ではなくフランス人だった
逃亡していた女のプラカードにはドイツ語も使われ接触した選手もドイツ人チームであったことから、犯人はドイツ人でははないか?という情報もあった。だが実際に逮捕されたのはフランス人で、フランスではアルザス・ロレーヌ地方で地域の公用語とされていることから、女が掲げたプラカードのドイツ語で「おじいちゃん、おばあちゃん」と書かれていても不思議ではない。
参考:ドイツ語の奨め | 筑波大学CEGLOC公式ホームページ
多額の賠償金が待っている?
逮捕された女には罰金の他に、訴える意向を示している主催者や負傷した選手からの賠償金請求も考えられ、骨折によりレース続行不可能となった選手は原因となった女を訴える考えを示している。他にも多数の負傷者がでていることから民事的な賠償請求は相当な額になるかもしれない。
※一部ネットで負傷者リストが掲載されているが、同日に起きた別の落車事故の負傷者も含まれている
※主催者側は訴えを取り下げ
一方で、初日に起きた二つの落車事故の他に第3ステージでも事故が起きていることから、大会主催者側のゴール付近での安全対策や沿道の警備に対する問題の指摘もあり、選手らがレース中に抗議の意思を示すなどしている。問題の「プラカード女」も容易に車道に出ることができたようで、訴訟となればそのあたりが争点になるかもしれない。
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