東京新聞・望月衣塑子記者『新聞記者』めぐるトラブルを釈明「取材でお借りした資料は全て返却、ドラマの内容には関与していません」
東京新聞の望月衣塑子記者は8日、ネットフリックスで配信中のドラマ『新聞記者』の政策を巡り、題材にされた近畿財務局の元職員・赤木俊夫さんの妻・雅子さんとのトラブル報道にツイッターで言及した。
週刊誌報道について
取材でお借りした資料は全て返却しており、週刊誌にも会社からその旨回答しています。遺書は元々お借りしていません。
1年半前の週刊誌報道後、本件は会社対応となり、取材は別の記者が担当しています。
ドラマの内容には関与していません。
— 望月衣塑子 (@ISOKO_MOCHIZUKI) February 7, 2022
食い違う両者の主張とポイント
望月記者は借りた資料等は全て返却し、遺書はそもそも借りていないと主張している。これに対してトラブルを報じた週刊文春は以下のように主張している。
森友遺族が悲嘆するドラマ「新聞記者」の悪質改ざん【告発レポート】 小泉今日子は出演辞退 | 週刊文春 電子版
赤木さんは望月記者に自宅での取材や写真撮影を許可し、俊夫さんの写真や家族との思い出の写真や、遺書などの資料も取材に役立ててもらえば、と貸し出したという。
(中略)
望月記者が「取材のため」というから貸し出した写真や画像データ、遺書、音声データなどは一部しか返却されていない。返してほしくて何度も電話したが応答せず、コールバックもない。あれらの資料がドラマ「新聞記者」の参考にされたのではないか―。
文春側はかなり詳細に記述しているわけだが、望月記者の短い釈明投稿でそれらの疑いが晴れたとは言い難い。ドラマ内での室内風景が一部の関係者しか知り得ない赤木さんの自宅と酷似していたり、遺書の中で「ありがとう」の"り"の文字の上に涙が落ちた跡があるなど、取材で得た資料がドラマに流用されたという主張には一定の信ぴょう性がある。制作側がこれらの情報をどこで得たかを説明すれば話も変わってくるのだが、そういう誠実な対応もなされていない。
追記:画像データ、音声データとなっているので、貸し出した記憶媒体を返却し、それらを使用する権利を返して欲しいという意味も含まれる可能性
また望月記者が取材対象である赤木雅子さんからの連絡に応じず、メッセージアプリのアカウントを削除するなど記者としての対応に疑問が残る。さらに、改ざん事件の発端となった森友学園が園児に「安倍首相がんばれ!」と応援させていたことを彷彿とさせる「雅子さん、ガンバレ!」とという動画を、望月記者の子供たちを使って送り付けた異常な行動についても説明が必要だ。
官房長官会見では周囲の迷惑も省みず噛みついた望月記者。ぜひとも会見を開いて質問が尽きるまで説明責任を果たしてみて欲しいものだ。
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