誤報!維新・松沢成文氏の「若い美人系の女性候補もいる」→実際の発言「若い新進気鋭の女性候補もいる」日刊スポーツは小さく訂正
今夏の参院選に日本維新の会公認で神奈川選挙区に出馬する予定の松沢成文氏が、同党から東京選挙区に出馬予定の海老沢由紀氏との合同演説で「(維新には)若い美人系の女性候補もいる」と発言したとされる問題で、これを報じた日刊スポーツが30日になって「初出時の原稿と見出しに一部誤りがあった」としてタイトルと本文を修正していたことが分かった。
松沢氏の実際の発言は「若い新進気鋭の女性候補もいる」であったが、日刊スポーツはタイトルと本文で「若い美人系の女性候補もいる」と記述、日本維新の会に対するバッシングの発端となっていた。
修正後の記事:維新・松沢成文氏「還暦超えたおじいさんも女性候補もいる」政党の多様性アピール : 日刊スポーツ
大きく誤報、小さく訂正
この問題はアンチ維新の餌となり、ネット上で同党への批判が高まる要因になっていた。現場に居合わせた吉本興業所属の山本期日前氏が、当日の動画とともに発言を否定する投稿を行ったことで日刊スポーツが訂正したものと思われる。
今日生で演説聞いてて、美人系って言ってた記憶なくて、
多分このシーンだと思うんだけど、
"若い新進気鋭の女性候補もいる"
しか言ってなかったと思うんだけどどうだろう。維新・松沢成文氏「還暦超えたおじいさんも、若い美人系の女性候補もいる」政党の多様性アピールhttps://t.co/jUYifCk93h pic.twitter.com/RU9pmLifjG
— ゆかいな議事録 山本期日前 (@Fyamamo) May 29, 2022
記者の聞き間違えとの見方が強いが、通常は現場でICレコーダーを回すので記事にする前に音声の確認が行われる。これを怠ったとは考えにくいのだが、訂正も小さく悪意を感じる部分もある。
参議院選挙公示まで1カ月を切ったこの時期に、予定候補者の評判を著しく損ねる誤報を飛ばしておいて、記事の修正だけで済ますのは不誠実である。日刊スポーツは元記事の拡散に見合うだけの謝罪と訂正を行うべきだろう。
追記:批判を受け、日刊スポーツが記事下にお詫びを追記
関連:立憲・杉尾秀哉さん、毎日新聞の誤報で質問し撃沈!尾身会長に完全否定されてしまう
関連:朝日新聞が誤報「国家戦略特区の特例措置、農業を営んでいる面積は7%弱」→実際は99.1%でした