朝日新聞のハンセン病家族訴訟の誤報に金平茂紀「この記事が控訴断念のひとつの要因でしょう」←大嘘、朝刊より先にNHKが「断念」と報道

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金平茂紀、朝日新聞のハンセン病家族訴訟の誤報に「この記事が控訴断念のひとつの要因でしょう」←大嘘、朝刊より先にNHKが「断念」と報道

 TBS「報道特集」の金平茂紀キャスターは9日、朝日新聞が「ハンセン病家族訴訟、控訴へ」と事実と異なる内容を朝刊一面に掲載した問題で「この記事が控訴断念のひとつの要因でしょうね」と、朝日新聞の誤報を確認してから政府が控訴断念を決断したという見解を示した。

朝日の1面は痛いけど、逆説的に、この記事が控訴断念のひとつの要因でしょうね。熊本地裁の判決はよく踏み込んで判断されていたし。

金平 茂紀さんの投稿 2019年7月8日月曜日

控訴断念の報道は朝日誤報より早い

 朝日新聞の誤報はハンセン病家族を深く傷つける重大な誤報として問題となっている。
参考:朝日新聞が朝刊一面で大誤報「ハンセン病家族訴訟、控訴へ」→政府は控訴断念、安倍首相「ご家族のご苦労を長引かせるわけにはいかない」

 金平氏が朝日新聞を擁護したくなる気持ちは分からなくもないが、事実と異なる理由で誤報を擁護するのは事態を悪化させるだけだ。
 金平氏は、朝日新聞が「控訴へ」と朝刊に掲載したことで、政府がその逆の「控訴断念」を決意したかのような説を唱えているが、朝日新聞の朝刊が締め切りになる前にNHKは「控訴断念」の情報を掴み深夜に報道している。政府が朝日新聞の記事の影響を受けたということは時系列としてもあり得ないのだ。

 朝日新聞を擁護する声として、政府関係者が誤った情報を伝えた可能性が指摘されているが、当日深夜には朝日新聞以外にもNHKや通信社も情報の確認を行っており、それらの社が「控訴断念」と報道していることからして朝日新聞が最終確認を怠った可能性が高い。翌日の朝刊に間に合わせるため、最終結果を待たずに「控訴へ」という政府の印象が悪くなる原稿を印刷に出したのだ。金平氏の視点はこういった問題から目を逸らしたものであり、実に見苦しい。

関連:立憲民主党候補(元朝日新聞記者)が朝日新聞の誤報で政権批判、指摘を受けても絶対に謝らない立憲スタイル示す
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【運営・執筆】竹本てつじ【転載について

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