風評被害の常習!奇形魚デマの中村臣市郎がまた放射能デマ、拡散した室井佑月はリツイートを取り消し謝罪
福島原発事故の影響で白血病などの病気が増加し、その原因は汚染された奇形魚などを回転すし店が買っているからだというデマを流して問題となった中村臣市郎氏が、またも放射能デマを流している。
参考:風評被害煽る放射能デマ「放射能で奇形魚、回転寿司が買っている」→海外のフェイク画像とバレて謝罪
今度は「福島、茨城、栃木、東京で各都道府県国立医師会病院の統計で今年の4月、10にかけて白血病患者が昨年の7倍になった」とする投稿だ。無論、根拠も出典もないデマであるが、作家の室井佑月氏らがリツイートしたことで一気に拡散されている。
白血病患者が激増
福島、茨城、栃木、東京で各都道府県国立医師会病院の統計で今年の4月、10にかけて白血病患者が昨年の7倍になった。その60%が危険な急性白血病である。これは統計をとりはじめた1978以来、このような例はないという。仮に放射能の影響とすればストロンチウム汚染が考えられる。 pic.twitter.com/Zb97PAL7og— 中村 臣市郎 (@coXpAFm1VBN283t) September 28, 2019
日本医師会が完全否定したデマ
中村氏が流したデマのネタ元は原発事故から8カ月ほど経った2011年11月に流されたものだ。
当時流れたデマ投稿の文章は以下、中村氏の投稿とほぼ一致する。
各都道府県の国公立医師会病院の統計によると、今年の4月から10月にかけて、「白血病」と診断された患者数が、昨年の約7倍にのぼったことが21日に判明した。これを受けて、日本医師会会長原中勝征は、原発事故との因果関係は不明として、原因が判明次第発表するとした。
白血病と診断された患者の約60%以上が急性白血病で、統計をとりはじめた1978年以来、このような比率は例が無いという。
また、患者の約80%が東北・関東地方で、福島県が最も多く、次に茨城、栃木、東京の順に多かった。
このネット書き込みに対して日本医師会は会長名義で全面否定する声明を発表している。
日本医師会が、このような発表を行った事実はありません。
本文中には、「各都道府県の国公立医師会病院」との表現がありますが、そもそも医師会病院は、国公立ではありませんし、統計の数値につきましても、現段階でそのようなデータについて確認できず、信憑性を疑わざるを得ないものであります。
また、一部一般紙に掲載されたものであるとの噂もございますが、確認したところ掲載した事実はないとの回答を得ております。
日本医師会は、今回の福島第一原子力発電所事故に関しては、政府に対し正確な情報を国民の皆様に提供するよう求めているところでありますし、本会からの情報の提供に関しては、正確な情報提供に心がけております。
国民の皆様とともに安心・安全な医療を進めて参る所存でございますので、今後ともご理解いただきますようお願い申し上げます。
平成23年11月29日
日本医師会長
原 中 勝 征
そもそも医師会病院が国公立ではないという点でデマ確定だ。
室生佑月は取り消して謝罪
中村氏のデマ投稿は作家の室井佑月氏もリツイートして拡散していたが、デマとの指摘を受け現在はリツイートを取り消している。
デマを流す人はどういう気持ちでデマを流すんだろう。こういうことについて心配している人を面白がるためなの? ひどいよ。
— 室井佑月 (@YuzukiMuroi) September 29, 2019
デマを流す人間が悪いというのは正論だが、それを拡散したひとも同様だろう。特に室井氏については6月に自身の投稿が炎上しているだけに注意しなければならなかったはずだ。
しかもチェルノブイリのその後の報告を見ると、中心から同心円状に知能が低くなったりしている。がんになったりする子がいるのに、自分の子の知能についてて文句は言いずらいよね。(原文ママ)
出典:室井佑月が最悪の放射能デマ「チェルノブイリから同心円状に知能が低くなっている」批判受け削除逃亡!あったことを無かった事に
軽率な投稿やリツイートに加え、こういった反原発ヒステリーから発生する妄想まで何でもありの状態だ。嘘であっても自分は正義だという左翼特有の考え方からくるのだろう。
今回の白血病デマに関しては、どこを調べても「デマ」として指摘されている。おそらく中村氏はデマであることをわかってコピーしてきたのだろう。こういうアカウントを室井氏にような著名人が安易にリツイートしたこと自体が問題なのだ。
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