枝野氏、立民・国民・社民の合流打診→維新・松井代表「自分たちのための野合談合、公約なんてあってないようなもの、政治的信念がない」
立憲民主党の枝野幸男代表は6日の党首会談で、国民民主党や社民党に事実上の合流を呼び掛けた。合流が実現すれば社民党は70年以上の歴史に幕を下ろすこととなる。国民民主党では津村啓介副代表ら若手が玉木代表に合流検討を要請するなど積極的であるが、民進党の分裂後にそれぞれが候補を立て衆参ともに選挙で戦っているだけに調整も難しい。
これに対し日本維新の会・松井一郎代表はツイッターで「この方々は、たったこの数年間の自身の公約、発言を全て忘れられる思考回路の様です。普通の人は中々真似出来ない、ある意味凄い面々です。」と節操のない合流案を皮肉った。
この方々は、たったこの数年間の自身の公約、発言を全て忘れられる思考回路の様です。普通の人は中々真似出来ない、ある意味凄い面々です。 https://t.co/AyeejyeayZ
— 松井一郎 (@gogoichiro) December 6, 2019
松井代表「政治的信念がない」会見で酷評
6日の定例会見で野党合流について聞かれた松井代表のコメントが以下、
選挙のたびに自分たちに少しでも有利になるという、そういう野合談合、選挙互助会を作ってるだけなので。これだけ何度も別れたりくっ付いたりしてるわけですから、別の驚きも何にもありません。ただもう2017年、国民民主の皆さん当時希望の党の皆さん、もう全く民意を踏みにじる、そういう人たちの集まりだということが、はっきりしたんじゃないかなと思います。
結局、あの時は小池さん人気に擦り寄っただけ。今度はもう国民という名前では戦えないなと、ということは立憲に入れば、まだ何とか次の選挙で可能性があるんじゃないかと、そういうことでそこにしがみつく。立憲というより共産党が応援してくれるというのが、彼らにとってインセンティブになっているんじゃないかと。
もう国民の皆様もわかってると思うけどね。もうこんな人たち、国会議員として資質を疑いますね。だからもう公約なんてものはあって無いようなものだというのが、彼らの政治的信念がそこで無いということだと思います。
松井代表の指摘するように、希望の党は保守政党、立憲民主党はリベラル左派として民進党から分裂し選挙も戦ったのだから、有権者に約束した政策も違ったはずだ。社民党も沖縄の基地問題で辺野古移設すら容認しておらず、民主党政権では連立を離脱する要因になっている。
政治的理念の違いでバラバラになった党が、今更合流してもまた分裂崩壊するだけだろう。
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