毎日新聞「枝野と玉木、調整したが伊勢神宮そろって参拝は実現せず」→枝野秘書「調整してない。印象が悪く伝わる」

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毎日新聞「枝野と玉木、調整したが伊勢神宮そろって参拝は実現せず」→枝野秘書「調整してない。印象が悪く伝わる」

 立憲民主党の枝野幸男代表と国民民主党の玉木雄一郎代表が4日、三重県伊勢市の伊勢神宮をそれぞれ参拝した。毎日新聞によると、玉木代表が同時参拝を調整したが実現しなかったという。

 枝野氏は同日午前、玉木氏は同日午後に参拝。玉木氏によると、そろっての参拝に向けて調整したが実現しなかったという。
出典:枝野氏、早期合流意欲 玉木氏は時期こだわらず 伊勢神宮そろって参拝は実現せず – 毎日新聞

 しかし、この毎日新聞の報道に対して枝野代表の秘書・関田一行氏が不快感を示している。

 調整した事実については諸説あるようだが、これで「印象が悪く伝わる」とはどういうことだろうか。好意的にとらえれば「両者の関係が悪化していると思われたくない」となるが、反対なら「玉木と同時参拝は印象が悪くなる」ともとれる。

岡田克也氏の調整と勘違い?

 関田氏によると、玉木代表が伊勢神宮参拝後の年頭会見で発言したのが毎日新聞に報じられたようだ。

 毎日新聞以外で、この「調整」を報じている社はないようで、記者の聞き違いや誤解があるのかもしれない。中日新聞によると、昨年末に無所属の岡田克也衆院議員が「両党が一緒に参拝するのなら参加する」と呼びかけていたようで、この部分を"枝野代表との調整"と勘違いしているのかもしれない。

 県内の旧民進系地方議員の大半は、岡田克也衆院議員を中心につくった地域政党の三重民主連合に所属する一方、無所属を貫く岡田氏に同調して両党に所属していない。岡田氏は昨年十二月の会見で「両党が一緒に参拝するのなら参加する」と呼び掛けたが、合同参拝は実現しなかった。
出典:立憲・枝野氏と国民・玉木氏が伊勢神宮に 合流近づくも参拝は別々:三重:中日新聞

 毎日新聞の報道に不快感を示した関田一行氏は、民進党時代の蓮舫代表と前原代表の秘書を歴任し、立憲民主党の結党後に枝野代表の秘書に就任した人物。通常の議員秘書とは性質の違う「代表付き」という立場だ。その関田氏が「調整」の事実がないというのだから一定の信ぴょう性がある。

 昨年の伊勢神宮参拝では立憲民主党支持者から批判が殺到したのに対し、国民民主党支持者からは批判が起きていない。民進党の分裂でそれぞれ結党した経緯があるが、こういった部分で支持者の色分けが出来ている証左でもあり、現在、両党で進められている合流案も難航することは間違いないだろう。

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【運営・執筆】竹本てつじ【転載について

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