森ゆうこ議員が新型コロナウイルスとインフルエンザの違いを理解していない?→質疑を確認してみましょう


森ゆうこ議員が新型コロナウイルスとインフルエンザの違いを理解していない?→質疑を確認してみましょう

 国民民主党の森ゆうこ議員が30日の参議院予算委員会の質疑中、新型コロナウイルスを「インフルエンザ」と発言し周囲から指摘され訂正する場面があった。

 こういう言い間違いは褒められたものではありませんが、出回っている動画は本筋部分がバッサリとカットされたもので、これをもって「理解していない」「区別がついていない」とするのは筋が悪い。
 
 森氏の質疑は国民が知っておくべき非常に重要なことを指摘しているので、党派性で批判の的にするべきではない。森氏の質疑をちゃんと確認し後述の解説を読めば、この言い間違い程度で本質の議論から外れることの愚かさがよく分かると思う。

実は重要な指摘をしていた

 森氏が「インフルエンザ」と言い間違えたのは、予算委員会の締めくくり質疑で前日の提案について再度確認を行った際だ。この「提案」とは、新型コロナウイルスを感染症法上の2類相当「指定感染症」とする施行日を前倒しできないかという29日の予算委員会での提案だ。
 指定感染症の2類は結核やSARSなどと同等で、保健所の勧告で入院した場合に医療費等が国費で賄われる。しかし、入院措置や一定期間就業させないことなどの強制性を伴い、それに反した場合は罰則規定がある。罰則規定がある場合は周知期間が必要で施行日は10日後となる。
 森氏はこの周知期間にパンデミックとなることを懸念し、特例として前倒し施行することはできないかと29日の予算委員会で質していた。
参考:【参院予算委】「行くのは自衛官。政治が責任果たすべき」中東派遣問題で森議員 – 国民民主党

 さらに森氏は30日の予算委員会で全閣僚出席の締めくくり質疑の時間を使い、前日の前倒し提案について判例などの資料を用意して総理や閣僚に再確認を行ったのだ。この際に森氏は「インフルエンザ」と言い間違えたわけだが、前日に2類感染症施行の前倒し提案をしていることからして森氏が不勉強だの認識が低いなどと批判するのは的外れである。
参考:【参院予算委】新型肺炎の指定感染症の施行を「閣議決定で前倒ししてほしい」森議員が主張 – 国民民主党

 武漢から帰国した邦人の中から、複数人が新型コロナウイルスに感染していることが判明している。今後も国内で感染例が見つかる可能性が高く、その際に強制的な入院措置など十分な対応ができないことで不安が広がってるのは事実だ。中国での感染拡大スピードを見ても「この状態で2月7日の2類感染症指定の施行日まで待っていて大丈夫なのか?」という森氏の指摘は重要であり、質疑自体も重要な情報を国民に周知する良い機会であった。

 無論、これまで野党が総理の言い間違いを散々とネタにしてきた経緯があるのは理解するが、森氏の単純な言い間違いを責めて国民にとって重要な「2類感染症」の内容もスケジュールも周知できなくなるのは危険なことである。マスコミも「桜」「カジノ」ばかりではなく、こういった質疑をニュースで積極的に取り上げて欲しいものだ。

続報:31日8時45分加藤勝信厚労相が前倒しの検討を発表
続報:31日9時05分安倍総理が2月1日への前倒しを発表(衆議院予算員会)

関連:武漢からのチャーター便が到着→蓮舫の第一声「桜を見る会がー!」予算委員会で一言も触れず
関連:立憲民主党・石垣のりこ議員「新型肺炎ウイルスより先に桜を見る会を正さなければならない!」予算委員会で堂々宣言

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【運営・執筆】竹本てつじ【転載について

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