【動画】鈴木宗男「民主党政権の蓮舫大臣は尖閣は領土問題と言った」茂木外務大臣「尖閣に領土問題は存在しない」
日本維新の会の鈴木宗男参院議員は19日に開かれた沖縄及び北方問題に関する特別委員会で、民主党政権時代に行政刷新担当大臣だった蓮舫参院議員が「尖閣は領土問題」と発言したことを取り上げた。
鈴木氏はこの日、日本の領土問題は北方領土と竹島のみとの認識を茂木敏充外務大臣に確認していた。茂木大臣はこれに「尖閣に領土問題は存在いたしません」と答えたが、過去に蓮舫氏が領土問題と発言していたことを指摘した。
蓮舫の「尖閣は領土問題」発言の詳細
鈴木氏が指摘した領土問題発言とは、民主党政権下で内閣府特命担当大臣(行政刷新)を務めた蓮舫氏が記者会見で、尖閣で中国漁船が日本の巡視船に衝突したことを問われた際に「領土問題ですので、私たちは毅然とした日本国としての立場を冷静に発信するべき」と答えたことだ。
蓮舫内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成22年9月14日 – 内閣府
(問)代表選とは別件なのですけれども、中国の漁船と日本の巡視船の衝突事故で、日中関係の悪化というのも懸念されている部分があるのですが、今日の閣議、閣僚懇で何らかの意見交換があったのかと、今後の政府の対応について、蓮舫大臣自身、何か御意見、御所見があれば伺います。
(答)閣僚懇が終わった後に、これまでの経緯といいますか、昨日、今日の経緯も含めて、前原大臣から御説明をいただきました。あるいは、お互い協力されて対応した岡田外務大臣からも、丹羽大使の件についての話をいただきました。
いずれにせよ、領土問題ですので、私たちは毅然とした日本国としての立場を冷静に発信するべきだと思っているし、感情論に陥るべきではないと思っています。
尖閣諸島は歴史的にも日本固有の領土であり、今現在も他国による実効支配を受けていないことから「尖閣に領土問題は存在しない」というのが我が国のスタンスだ。
これを中国の漁船や公船が不当に侵入を繰り返し、民主党政権下では巡視船に恋の衝突をするという攻撃を行ったことで蓮舫氏が「領土問題」とする発言を行ったことは当時も批判を受けたが、蓮舫氏は3日後の記者会見でこの発言について「誤解」と釈明している。
蓮舫内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成22年9月17日 – 内閣府
まず、前回の閣議後、9月14日の私の記者会見において、尖閣に関して一部誤解を招くような表現があったという報道がございましたが、政府としても私としましても、尖閣列島は我が国固有の領土でありまして、国際法上も歴史的にもそれは疑うところのないところだという考え方は、改めてお伝えをしておきたいと思います。
まるで報道に誤りがあったかのような言い訳をしているが、公式の記録でも間違いなく「領土問題」と発言している。この蓮舫氏の見解では「他国に実効支配されているが我が国の領土」という北方領土や竹島と同じ領土問題との認識に変わりはない。
我が国の領土に不法に侵入し領有権を主張する中国を批判せず、尖閣を領土問題とするような人間が大臣を務めていたと思うと恐ろしい。
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