立憲民主党「拍手で了承を得て新党名を立憲民主党にしてはどうか」←かつての中国共産党と同じ方式を提案
立憲民主党から提示された合流案に新党設立の方向で賛同した国民民主党は、残る課題として党名を「立憲民主党」とする提案に対して投票による民主的決定を求める回答を行った。
一方の立憲民主党からは「結党大会で拍手で了承を得る」という案を提示して『立憲民主党』という名前に拘る姿勢を堅持している。とても民主的な交渉とは思えない有様だ。
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国民民主党の玉木代表は、「投票以外の民主的な手続きはイメージできない」と述べ、党名は投票で決めるべきだという考えを示しました。これに対し、立憲民主党では、「党名は譲歩できない」という意見が大勢となっていて、投票での決定にもしこりが残るとして応じない方針で、新党の結党大会で拍手で了承を得る形で、「立憲民主党」に決める案が出ています。
かつて中国共産党が採用した手法
拍手による了承は日本で全く採用されていないわけではないが、そのほとんどが意見の割れない案件で儀礼的に行われるだけだ。
どうも「拍手」と言えば北朝鮮の最高人民会議での拍手喝采などを彷彿とさせ、民主的な決定がなされるイメージがない。中国共産党では1980年代ころまでは全国人民代表大会(全人代)で拍手による議決が採用されていたようで、立憲民主党の提案はそれと同じ手法だ。
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かつて全人代はこうした重要議案の表決において、挙手、さらには「鼓掌表決」、つまり拍手だけで決めるということが長期間にわたって行われてきた。このため海外から、全人代は「橡皮図章(ゴム印)」、「花瓶」、つまり、実質的権限のない単なる飾り物にすぎないと揶揄され、また表決結果そのものの公正性や信ぴょう性に疑問が出されてきた。
合流すれば無所属が現在の立憲側に就くことが予想され、民主的な投票では「立憲民主党」が圧勝するはずだ。だが、現在の立憲民主党は枝野・福山の独裁体制で、表向きは党名の据え置き案に賛成していても投票の際に寝返る議員が現れることを懸念しているのだろう。結党大会では枝野・福山派が拍手喝采して賛同を得たという方向でゴリ押しするのだ。
いずれにしても「立憲民主党」という名前どころか「民主党」の名が地に落ちている。それに気が付いていないことが新党最大の課題であることを認識するべきだ。
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