共産党・山添拓の妄想「都知事選挙で行われなかったテレビ討論が自民党総裁選では行われる。誰かの指示なら大問題」
政治・社会
日本共産党の山添拓参院議員は6日、自民党総裁選のテレビ討論に関して「都知事選挙で最後まで行われなかったテレビ討論が、自民党総裁選では行われる」「誰かの指示なら大問題。メディアの忖度ならより深刻」と陰謀論を展開した。
都知事選挙で最後まで行われなかったテレビ討論が、自民党総裁選では行われる。
国政選挙のたびにテレビ報道が減っているが、自民党総裁選は連日報じられ、しかも多くは「安倍政治」に無批判。誰かの指示なら大問題。
メディアの忖度ならより深刻。自公政治の行き詰まりを、いまこそ問うべきだ。— 山添 拓 (@pioneertaku84) September 6, 2020
テレビ局に対して無責任な陰謀論
山添氏の言う「テレビ討論会」が何を指すのか不明だが、現在発表されているスケジュールは告示日の8日に共同記者会見、9日に自民党青年局と女性局主催の討論会、12日には日本記者クラブ主催の討論会が予定されている。これとは別にテレビ局がセッティングする討論会が行われるのだろう。
都知事選で討論会が行われなかった理由は、新型コロナ対応というよりは単純に「注目度が低い」ということのようで、そもそも前回も放送しておらず計画もしていないという局もあった。NHKは前回もやっておらず民放としても視聴率も取れない番組をセットする義理はない。また、東京都知事とは言え一都市の首長選であり全国的に投票権があるわけではない。
一方で、安倍長期政権が終焉し、全国的にも注目される自民党総裁選は視聴率もとれるコンテンツだ。これを民放がセットしたことを陰謀とするのは飛躍し過ぎだ。山添氏はこうやってテレビ局に陰謀論を吹っかけておいて、自分はなにも責任を取らないという無責任なことをしている自覚があるのだろうか。
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