初鹿明博議員が辞職願提出「告訴したい方がいれば受理され、必ず書類送検される。とはいえ・・・」言い訳がましい
タクシー車内で女性にわいせつ行為をしたとして昨年の12月に書類送検され、今年の9月に不起訴処分となった初鹿明博衆院議員が22日、衆議院議長宛てに辞職願を提出した。
衆議院議員議長に辞職願を提出して参りました。
辞職理由などについて以下のコメントを出しました。
是非お読みください。 pic.twitter.com/Pbebs2A1Fo— 初鹿明博 (@AkiHatsushika) October 22, 2020
反省しているのか言い訳しているのか
初鹿氏は辞職の理由として3項目を挙げている。(要約)
➀示談を申し込む事案とは言えないため示談を申し込まなかったが告訴されることとなった。言動に相手の心情を害することがあったものと考え謝罪し、相手へのケジメとして辞職する。
➁不起訴になったとは言え、支援して下さった支援者と立憲民主党に投票して下さった有権者の信頼を著しく欠いた。政治家全体のイメージダウンにつながった。
➂離党後に無所属で活動を継続したが、国会は会派主義であり制約が多い。立憲民主党の議員として議席を預かった以上は、自らの意思で議席を返上する。
初鹿氏はこれまで議員を長年続けたことで特権意識のようなものが気が付かないうちについてしまい、助言してもらっている方からも認知の歪みを指摘されたという。
ただし、冒頭部分の以下の一文は余計かと・・・
告訴は告訴したいと考えた方がいれば受理され、受理されれば、必ず書類送検されることになります。とはいえ、書類送検をされた時点で、万一起訴された場合には直ちに議員辞職すると決めていました。
自分の行ったことに対しての反省よりも、被害を訴える女性の告訴という行動に今回の責任があるかのような表現であり、しかも「万一起訴された場合」と起訴される可能性を万に一つとしているのは如何なものか。
とりあえず議員辞職でケジメをつけるわけですが、次の選挙に出るかどうかは白紙とのことだ。次期衆院選は少なくとも1年以内に行われることが分かっているのだから、どう考えても禊の期間として足らないのではないか。ここに出馬の含みを残すのはとても賢い選択とは思えない。
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