【政治資金】立憲・塩村文夏議員の政党支部、参院選で選対広報局長の目黒区議にSNS対策費名目で約70万円

政治・社会

 立憲民主党の塩村あやか参院議員が代表を務める政党支部が、昨年の参議院選挙公示前日と投票日翌日の2回に分けて宣伝事業費「SNS対策費」の名目で合計約70万円を支出していたことが政治資金収支報告書(令和元年分)から判明した。
 支出先はネット業者やコンサルタントではなく、同党の西崎翔(つばさ)目黒区議個人に対してのものだった。区議は塩村氏の選対で広報局長として選挙を手伝っており、報酬の内容について両者に問い合わせたが期限までに返事は無かった。西崎氏は蓮舫秘書、手塚よしお秘書を経て目黒区議2期目。

選対区議への高額報酬は妥当か?

 SNS対策に関しては業として請け負う会社が存在し、他の政党や自治体首長でも依頼しているケースはある。専門業者以外ではライターなどがSNSの投稿文章をレクチャーして報酬を得る場合があるが、塩村氏の政党支部が専門業者以外に約70万円も支払っているのは理解しがたい。

 また、SNS対策費を受け取った区議の収支報告書(資金管理団体)にはこの金額の記載は無く、個人として受け取っているものと思われる。もし専門業者に再委託していたとしても、それはそれで政治資金の支出方法として不適切だ。区議は参院選途中に第三子が誕生し育児休暇に入っているが、短期間でも塩村氏の選対に入って広報局長として選挙を手伝っていたのならば、報酬と受け取られる金銭の支払いには慎重にならなければならない。
 仮に額相応の業務を実際に行っていたとしても、選対広報局長としての無償協力も含まれる「SNS対策費」としての記載は適切とは言えない。

12/11追記:西崎氏は塩村選対の広報局長と判明したので記事本文を修正(選対本部長は蓮舫)

12/12追記:塩村氏から反論がなされたようだが、立て替え払いは内部の事務処理であり、収支報告書には立替者ではなく支出を受けた「相手先」と「日付」を記載する。また、領収書は一括ではなく速やかに出納責任者に提出し清算し実際の支出状況と帳簿が一致するのは原則。収支報告書にはそれぞれの支出「広告宣伝費」「会場費」「資機材」を記載する。またこれらを「SNS対策費」とするのは説明として通らない。

 必要な説明責任を果たさず、訴訟恫喝ともとれる投稿を行っていることは誠に遺憾。もし与党議員が「問題ありません。訴えますよ」とメディア側に返答したら大騒ぎになるだろう。


 当サイトから塩村氏に対して以下の質問を行っている。

①SNS対策費の内訳(SNS種別、業務内容等)
②参議院選挙に係る対策費ですか
③参議院選公示前日と投票日翌日の2回に振り分けられた理由
④西崎氏は立憲民主党所属の目黒区議ですが、期間からして専門業者より割高な報酬を得るだけの専門性があったとお考えですか
⑤西崎氏のツイッターによると参院選期間中に「#塩村あやか 選対をちょっと抜け出し」という投稿があるが、西崎氏の選対における立場
⑥西崎氏は参議院選挙中、第三子の誕生により育児休暇に入っているが、その期間中もSNS対策業務は継続していましたか

 塩村氏が体調を崩していたことから業務復帰を待って質問を送り、期限までに難しい場合は対応する旨を伝えたが、期限までに回答は無かった。西崎氏にも同様の質問を送ったがこちらも無回答。

 与党の疑惑に対しては激しく責め立てる立憲民主党。それでいて自分たちは単純な質問にすら答えず説明を避けるとはどういうことだろうか。

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