壇蜜を自民党が参院選擁立へ→誤報、2016年の東スポ記事を誤配信

マスコミ・報道

MSNで誤配信された記事

 自民党が参議院選挙にタレントの壇蜜さんを擁立するというニュースが流れ、ネット上では自民党に対する批判の声が上がっている。
参考:壇蜜を自民党が参院選擁立へ | 東スポWeb

 記事は共同通信やMSNが東京スポーツの記事を2020年12月23日の日付けで配信したものであるが、中身をみると2016年4月3日に東京スポーツが配信した記事の誤配信であることがわかる。

壇蜜を自民党が参院選擁立へ | 東スポWeb
まだまだ隠し玉はある――。今夏の参院選で「五体不満足」の著者・乙武洋匡氏(39)の擁立を見送った自民党が目玉候補として、タレントの壇蜜(35)に白羽の矢を立てていることが本紙の取材で判明した。出馬となれば、自民党結党以来、最大級のインパクトを持つ候補となるが…。“日本一キレイな隣のお姉さん”が“日本一キレイな国民のお姉さん”となるのか!?

タイトルしか見ないSNSユーザー

 SNSでは記事を読まずにタイトルだけで拡散する傾向があるが、年齢も参院選の予定も矛盾している。2016年に東京スポーツで同じ内容の記事が配信されたものが残っているが、これの誤配信だ。
壇蜜を自民党が参院選擁立へ | 東スポの芸能に関するニュース

 まず「今夏の参院選」とあるが、今年の夏はもう過ぎているし次の参院選は2022年夏である。乙武洋匡氏の参院選擁立見送りも、不倫問題が発覚した2016年のことで自民党は壇蜜ではなくバレーボール元日本代表の朝日健太郎氏を擁立している。

 これは2016年時点でもフェイクニュースとされ、壇蜜さん本人が否定している。今回の誤配信の起点がどこかは不明であるが、あらためてSNSユーザーはタイトルしか見ていないことが証明された。

関連:【政治資金】立憲・塩村文夏議員の政党支部、参院選で選対広報局長の目黒区議にSNS対策費名目で約70万円
関連:立憲・市来伴子さん、選挙ごとに名前を変えていた!衆院選「市来ばん子」区議選「市来とも子」参院選「いちき伴子」

皆様の支援が必要です KSL-Live!からのお願い

【ご支援をお願いします】取材・調査・検証記事はコピペまとめサイトのような広告収入は期待できません。皆様からの支援が必要です。各種支援方法詳細

【運営・執筆】竹本てつじ【転載について

OFUSEで支援する

このサイトをフォローしよう