広島市民病院、複数の職員がカラオケ店を利用し全員が感染→病院内で2度目のクラスター発生

政治・社会


 昨年の12月に新型コロナウイルスのクラスターが発生した広島市民病院で、今月の15日に2度目のクラスターが発生した。中国新聞によると、今月7日夜に複数の職員がカラオケ店を利用し参加者全員が感染し病院内フロアで感染が拡大したようだ。

カラオケ店利用の広島市民病院職員、全員感染 新型コロナ | 中国新聞デジタル
(前略)
 同病院でのクラスター発生は昨年12月に続く2回目で、今月15日に市が公表した。同病院によると、複数の職員が7日夜に市内のカラオケ店を訪れ、参加した全員が感染したという。その後、18日までに職員8人の感染が分かり、感染が発生したフロアでは28日まで新規入院を中止している。

 同病院によると、感染者への聞き取りなどから18日に全容を確認。個人情報保護を理由に人数や職種は明らかにしていない。同病院の三村誠事務長は「本当に情けなく、遺憾だ。病院職員の自覚を持って行動するよう繰り返し呼び掛けていく」としている。

職員もギリギリの状態ではあるが・・・

 病院が発表した資料によると、再発防止策のひとつに「職員が休暇を取得しやすい環境を整える」とあることから、医療関係者も体力気力共にギリギリの状態であることは理解できる。それでも複数人でカラオケ店を利用したことには同情の余地はないだろう。

 広島県では一時、感染者が局所的に急増し大規模PCR検査が計画されるなどしたが、市民の努力によって感染者は一気に減り新規感染者一桁の日が続いていた。大規模PCR検査も延期され規模を縮小するなど改善が見られたが、市民が頼る病院がカラオケでクラスターを発生させるなどあってはならないことだ。

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【運営・執筆】竹本てつじ【転載について

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