何様か?立憲・尾辻かな子議員、尾身会長に「提言はいつ?できれば今週中に出して。国会で議論したいので」

政治・社会



 立憲民主党の尾辻かな子衆院議員は9日の厚生労働委員会で、東京オリンピック・パラリンピック開催に伴う感染リスク評価に関する提言を出す考えを表明した新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身茂会長に対して、提言の時期について質問を行った。

 尾身会長は20日の最終決定より前に提出する考えを示したが、これに対して尾辻議員が「国会が16日に閉会する。国会で議論したいので、できれば今週中に分かるようにしてほしい」と要求し、議場からは失笑が漏れた。

五輪反対に尾身会長を利用

 尾辻議員は勘違いしているようだが、開催にの可否について最終決定する権利があるのは日本ではなく国際オリンピック委員会(IOC)だ。あくまで尾身会長は感染リスクに関する提言をするだけで、国会に対して判断材料を提示するわけではない。

 感染状況を見ながら適切なタイミングで提言するのが尾身会長の役目であり、国会の都合で早く提言を出すのは本来の目的から逸脱するものだ。そもそも国会で「提言」について議論しても意味がない。オリンピック反対の材料に尾身会長の威を借る気が満々のようだが、尾辻議員が国会で騒いだところで何も変わることはないだろう。

 適切なタイミングでの提言よりも、国会でのパフォーマンスを優先させる姿は見ていて痛々しく、一部の支持者へ「やってる感」をアピールするために尾身会長を利用するのはもうやめてほしい。

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【運営・執筆】竹本てつじ【転載について

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