東京新聞のタイトル詐欺「選手村のエアコン1万3000台も廃棄?」望月記者も釣られる→すべてリース業者に返却、家電リサイクル法も

政治・社会



 東京新聞の望月衣塑子記者が28日、同社が報じた東京オリンピックに関する記事「弁当に続き、選手村のエアコン1万3000台も廃棄? 大会後の再利用は未定」をツイッターで引用し「もったいなさすぎる。SDGSに完全に逆行。」と組織委員会の対応を批判した。


家電リサイクル法で単純廃棄はできない

 望月記者は自分の会社の記事も読まないようだ。記事の中で「廃棄」と説明しているのは、存在すら怪しい「中古市場の関係者」による想像である。組織委員会からは、エアコンがすべてリース会社に返却されることが説明されている。

弁当に続き、選手村のエアコン1万3000台も廃棄? 大会後の再利用は未定
(前略)
 組織委の北島隆ビレッジゼネラルマネジャーは6月、本紙の取材に「エアコンはリース会社に返す。再利用しやすい性能なので、工事現場などで利用されると思う。ただ1万3000台もあるので、すぐには使われないだろう」と話した。中古市場の関係者によると、エアコンは保管中の性能の維持が難しく、設置に手間がかかるため、繰り返しの利用に向かず、使用後は廃棄物処理業者に回収してもらうことが多いという。
(後略)

 ここで出てくる「中古市場の関係者」という存在が極めて怪しい。中古エアコン市場は海外への出荷も盛んで、使用期間の少ないエアコンを廃棄するというのは考えにくい。また、故障品を廃棄するとしても室外機などの金属リサイクルもあり、このシステムを知らない中古市場業者などいるのだろうか。近年、室外機盗難事件なども頻繁に報じられており、これが金属リサイクル目的であることは報道関係者なら誰でも知っている。

 中古エアコン販売に関しては、取り付け工事とセットになっているので格安販売しても粗利が取れる。新品販売をする小売店も、設置時に引き取った古い機種は家電リサイクル法によって製造業者等に引き渡され、様々なリサイクル方法で再商品化などが行われている。エアコンを含む家電をただ漠然と「捨てる」などということは法律上ありえません。

 東京新聞の記事も悪質だが、社として望月記者を再教育するべき。せめて自社の記事くらいは確認して、社会で起きていることを把握するように。社会部記者が社会を知らないなんて話になりません。

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