それホント?二階幹事長「菅総理続投の声は国民の間にも党内にも強い」次期総裁選でも支持する意向
政治・社会
自民党の二階俊博幹事長は3日の役員会後記者会見で、次期総裁選でも菅義偉総理を支持する考えがあるかと問われ「幹事長は総裁選挙の審判、党内公平に見守っていきたい」としたうえで「いま菅総裁が、今日しっかり頑張っておられるわけでありますから、今すぐ総裁を変える意味は私は見つからないと思う。むしろしっかり続投していただきたいという声の方が、国民の間にも党内にも強いのではないかと判断をいたしております」と述べた。次期総裁でも菅総理を支持するものと見られる。
菅総理で衆院選を戦えるのか?
次期総裁選へは菅総理の他に岸田文雄前政調会長の出馬が濃厚だ。野田聖子幹事長代行は推薦人の確保次第、河野太郎行政改革担当大臣は所属する麻生派の動き次第、また現政権で閣僚を務めているなかで総理と対決することを周囲がどう見るかだ。
菅総理で衆院選に勝てないと判断するならば、岸田文雄前政調会長で一本化するしかなさそうだが、今のままの発信力では新総理誕生のインパクトも薄れてしまう。岸田氏はとにかく気さくで、筆者のような一介のライターに対しても分け隔てなく話をしてくれる人物であるが、その人柄と能力がどれだけ一般に浸透するかがカギとなるだろう。
二階幹事長は「党内公平」と言いながら堂々と菅総理支持を表明している。そもそも党四役は派閥の会長を退くのが慣例であるが、表向き志帥会の会長は空席として二階幹事長が実質の領袖となっている。あまりにも党内での権力が集中し過ぎていることは大きな問題で、金庫番の幹事長が派閥を率いて総裁選に関与するのは独裁に近いものがある。
御年82歳の二階さん。ここらが引き際ではないだろうか。
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