立憲・枝野代表「首班指名はボクに投票して」→国民・玉木代表「いやです」

政治・社会



 立憲民主党の枝野代表が10月4日に召集される臨時国会で、内閣総理大臣指名選挙で「枝野幸男」への投票を各党に呼び掛けている。国民民主党の玉木雄一郎代表からは早速断られた模様。

国民、枝野氏への投票拒否 首相指名選挙巡り党首会談 | 共同通信
 立憲民主党の枝野幸男代表は30日、国民民主党の玉木雄一郎代表と国会内で会談し、10月4日に召集される臨時国会の首相指名選挙で、自身に投票するよう求めた。玉木氏は拒否した。国民は玉木氏に投票する方向で調整に入っている。

国民にメリットのない共闘

 立憲民主党としては維新を除く野党の首班指名を「枝野幸男」で統一して、政権選択選挙となる衆院選で「岸田 対 枝野」という対立軸を鮮明にする意図がある。だが、これまで野党共闘に協力してきた国民民主党は空白区を軒並み立憲に埋められ、次期衆院選では議席を減らす公算が大きい。無駄に立憲に協力して比例票を落とせば党は壊滅状態となる。ここは「玉木雄一郎」を首班指名でアピールするチャンスであり、立憲に協力するメリットもない。

 また首班指名で共産党が枝野氏に乗ることも予想され、共産党との連立をイメージさせる立憲民主党とは距離を置きたい。現在行われている武蔵野市長選では、立憲・共産・社民などとともに国民民主党が支持していた候補が、共産党と政策協定を結んでいたことが直前になって発覚し、連合三多摩が推薦を取り消した。これに国民民主党も追随している。共産党とこれ以上近づけば連合との関係が危うくなると考えているのだろう。

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【運営・執筆】竹本てつじ【転載について

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