柿沢未途議員が自民党入りを示唆!立憲民主党会派を離脱、首班指名では「岸田文雄」に投票

政治・社会



 無所属の柿沢未途衆院議員は4日、自身のフェイスブックに自民党入りを示唆する投稿を行った。

 柿沢氏は首班指名で「枝野幸男」ではなく「岸田文雄」に投票することを決意し、1日に立憲民主党会派からの脱会届を提出していた。国会では国防をめぐる議論や台湾海峡問題をめぐる議論を重ねるうち、今の野党の立ち位置に違和感を覚えたという。また、支持者からも「政権与党の代議士として活躍してほしい」との声が多くなってきているという。

秋元司の後任を狙う?

 柿沢氏が今回の衆院選で自民党に公認申請しているのかは不明だが、2009年に亡くなった父親がかつて自民党にも所属した柿沢弘治(参1衆7期)であることから、同じ東京15区の支持者らも自民党入りを望んでいるのだろう。2017年の衆院選は希望の党で比例復活、その後の国民民主党には参加せず無所属となっていたが、明らかに野党のスキャンダル追及路線からは距離を置くようになっていた。

 柿沢氏の東京15区では、IR汚職事件を巡って秋元司衆院議員が自民党を離党している。これにより柿沢氏は選挙区当選の可能性が高いと見られているが、維新と共産が新人を立て日本第一党の桜井誠党首まで名乗りを上げたことで票読みも複雑になってきている。そういった観点からも自民党の公認を得て比例復活の権利も得ておく方が安心はできる。

 ただし、秋元氏は離党はしているものの二階派に特別会員として残っている。衆院選で自民党が秋元氏を支援するのは難しいが、一方で柿沢氏を同選挙区の後任支部長にするには二階前幹事長に仁義を切る必要もある。

 現状から考えれば、柿沢氏を後任支部長にするしかないように思えるが、どうなることやら。

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【運営・執筆】竹本てつじ【転載について

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