共産党・穀田国対委員長が読売新聞を批判「共闘は敗北とおたくの新聞が言っている。立憲の議席はどうだった?」→質問もなく会見終了
政治・社会
日本共産党の穀田恵二国会対策委員長は17日の会見で「総選挙の結果について、メディアが「共闘が敗北した」などというのは、事実と違うと思っています」と野党共闘の前進を強調した。
これに対して読売新聞の記者から「選挙結果を見ると立憲民主党も共産党も議席を減らしている。敗北ではないか?」と問われた穀田氏は「敗北ではないかと、おたくの新聞が言ってるのは確かでしょう」「議席はどうだったか、96議席ですか。立憲民主党は前回の選挙96議席取ってませんよね」と反論し、さらに「そういうのをメディアがよく見ないと言っている。とりわけそういうのを望んでいる方々と一緒になってやるっていうのは如何なものか」と読売新聞をはじめメディアが共闘否定派と結託しているかのような批判を展開した。
穀田氏のこの発言を最後に記者らからの質問も途絶え、静まり返ったまま記者会見は短時間で打ち切られた。
詭弁と欺瞞の共産党
共産党は衆院選で敗北して以降、その過激な本性を隠そうともしなくなった。穀田氏はテレビ番組では少し批判されただけで声を荒らげ、志位委員長も敗北を認めることなく自己正当化ばかりしている。
立憲民主党が選挙前議席の109議席から13議席も後退しているのに、平気な顔で合流前の前回55議席を持ち出す詭弁。こういった不遜な態度に対する記者らの不快感は明らかで、愛想を尽かされた感がある。
共産党では志位和夫委員長の21年に渡る長期独裁が問題視されているが、この穀田氏は1997年から国対委員長を務めており、実に24年も同じ地位に座っている。小選挙区制導入以降の全ての選挙で比例復活となっており、連続9回という日本記録保持者でもある。
こういう共産党の常識は日本の非常識で、熱狂的な支持者以外には異様に映る。それが今回の選挙結果なのである。
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