元朝日新聞の鮫島浩さん、日ハム・新庄監督を「実力も人気も劣る弱小チームを引き継ぐリーダー」と表現して炎上中
元朝日新聞記者の鮫島浩さんが25日、北海道日本ハムファイターズの新庄剛志監督について「実力も人気も劣る弱小チームを引き継ぐリーダー」と表現したことでファンの怒りを買っている。
本人は新庄監督を持ち上げているつもりなのだろうが、ひいきの球団を「人気も実力も劣る弱小チーム」などと評価されてファンが黙っているはずがない。
弱小球団日ハムを受け継いだ新庄監督。ド派手なパフォーマンスと奇想天外な発言で野球に関心のない人も惹き寄せる。実力より先に人気を上げる。弱小チームのリーダーの鉄則だ。
立憲民主党は見倣ったらどうか。野党にも政治にも関心のない人々を惹き寄せるのは今でしょ!https://t.co/DOmWsS3owT— 鮫島浩✒️政治ジャーナリスト SAMEJIMA TIMES (@SamejimaH) November 24, 2021
調べもせずプロ野球を語るな
鮫島さんはネットメディアを始めて間もないので知らないのだろうが、基本的に野球・サッカー・アニメ・アイドルなど「推し」が支える集団や個人への批判的な記事は炎上しやすい地雷なのだ。生半可な知識では批判でなくとも言及しただけで炎上することもある。
現状の日本プロ野球で言えば、人的補償や金銭補償では補えないFA制度による戦力の不均衡や、メジャーに挑戦する主力選手を快く送り出すという人情もあり、何も球団経営や監督采配だけがリーグ下位になる原因ではない。今シーズンのオリックスの大躍進を見てもわかるように、今の日本プロ野球界は特定の球団を指して「弱小チーム」と呼べるような状態ではない。プロ野球はスポーツとしても特殊で、リーグ1位のチームに最下位チームが3回に1回は勝てる。チームスポーツにこの傾向が見られるが、今シーズンだけを見ても1位のオリックスの勝率が「.560」で5位の日ハムが「.447」となっており、どちらかが常勝とか弱小と言える数字ではない。
ダルビッシュも大谷も日ハムで育ってメジャーで活躍していることを考えると、なにをもって「弱小チーム」とするかも非常に難しいところだ。ちなみに我が広島カープも日ハムと同じ3年連続Bクラスであるが、主砲の鈴木誠也を気持ちよくメジャーに送り出す。それで来シーズン最下位になったとして「弱小チーム」と呼ばれる筋合いはない。
鮫島さんに関しては全く取材も調査もせずに記事を書いているという指摘が増えてきたが、それならそれで身の丈の範囲で論陣を張ればいいのに、予想程度のことを大言壮語に断言してしまうのは悪い癖だ。
まずは文章を短くまとめる訓練が必要ですが、もう手遅れですかね。
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