ごめんで済んだら警察いらない!正義感溢れる愛知県警さん「右折禁止で168人を検挙した!」→後日「ごめん、右折禁止じゃなかった」
愛知県警が右折禁止ではない瀬戸市の市道交差点に誤った標識を設置し、約2か月間で168人を検挙していたことがわかった。県警は納付済みの違反金計114万4000円を返還し、違反点数も取り消したという。
右折禁止でない交差点に右折禁止標識 誤設置で168人検挙 愛知 | 毎日新聞
県警交通規制課などによると、現場は名鉄瀬戸線の新瀬戸駅と愛知環状鉄道の瀬戸市駅近くで、市道が県道と斜めに交わる「水南」信号交差点。市道を西進し県道へ右折する際は鋭角に曲がる必要があり、県警瀬戸署の交通課員が右折禁止のはずと誤認、4月に標識設置を求める書面を県警交通規制課に提出した。同課は書面のみの判断で設置を許可し、8月25日に設置された。
ごめんで済んだら警察いらん
交通課員が「右折禁止のはず」と思っただけで標識設置の書類が通ってしまうことには驚きだ。管内の交通規制情報が入ったタブレットに、右折禁止の情報が入っていなかったことに交通課員が偶然気が付いて発覚したというのもお粗末。
検挙された人はお気の毒だが、その場所には実際に右折禁止の看板が立てられていた。標識と看板を見落として右折したのであれば、運転者にも過失があるわけだが右折禁止とする根拠が失われたため違反金の返金と減点取り消しとなったのだろう。
標識には「右折禁止」というものが存在せず「指定方向外進行禁止」で表示された進行方向以外には進めないという標識で実にややこしい。禁止を警告する赤色ではなく、進行"可能"を示す青色で地元住民以外にはほぼ見落とされる場所も多い。
緑十字 道路標識 道路311-A左 133151 | 安全標識 | 産業・研究開発用品
そもそも交通取り締まりで違反の抑止よりも、違反することを期待して待ち構えていることが間違い。右折禁止だけでなく、譲り合いが発生しやすい交差点での一時停止違反など、警察側の点数稼ぎに利用され交通事故防止とは無縁の取り締まりが横行している。
今回のケースも同じ場所で張り込んで約2カ月のあいだに168件も検挙しており、標識設置間違い以前に警察が違反を未然に防ぐ気がないことの証左だ。違反金を返して減点を取り消しすれば済む話ではない。
ごめんで済んだら警察いらん。
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