辻元清美を応援した自民・山崎拓・元副総裁に党員資格停止1年の激甘処分

政治・社会



 自民党は13日、党本部で開かれた党紀委員会で、10月の衆院選で立憲民主党公認の辻元清美氏を応援した山崎拓・元副総裁を党員資格停止1年の処分とすることを決めた。山崎氏が辻元氏を応援した大阪10区には自民党現職の大隈和英氏が出馬していたが、維新の新人に辻元氏とともに敗れ落選している。

自民、山崎拓・元副総裁の党員資格停止1年 衆院選で辻元氏を応援 | 毎日新聞
 自民党は13日、党本部で党紀委員会を開き、10月の衆院選で立憲民主党の辻元清美氏を応援した自民党の山崎拓・元副総裁に対し、党員資格停止1年の処分を決めた。

過去の事例では除名となっている

 大隈氏は山崎氏の除名処分を求めていたが、結果的に党員資格停止1年という甘い処分に終わった。過去に事例を見ると、国政選挙で党公認以外の対立候補を応援した場合は除名処分となっているが、幹事長と副総裁を歴任した功績が考慮されたのだろうか。

 山崎氏の処分を求めていたのは大隈氏だけでなく、同党の有村治子参院議員もツイッターで「皆が必死になって熾烈な選挙を戦っている中、山崎拓元幹事長の乱心は、政党政治の信頼を揺るがす断固許されない反党行為です。」と痛烈に批判していた。


 維新の躍進が予想され厳しい戦いに臨んでいた大阪府連は結果的に全敗。辻元氏の敗因の一つが山崎氏に応援されたことという見方もあるが、組織の常識として他党候補を応援するなら自ら離党するべきだ。1年後に帰ってきたところで誰が相手にするというのか。

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【運営・執筆】竹本てつじ【転載について

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