石垣市の中山よしたか市長「しんぶん赤旗の記事に誤りがある」基地建設を問う住民投票を拒否した事実なし
沖縄県石垣市の中山よしたか市長は7日、共産党の機関誌である「しんぶん赤旗」に掲載された内容に誤りがあるとしてツイッターで指摘した。
しんぶん赤旗の記事に誤りがありますので指摘、訂正しておきます。
記事では「市民の多くが、同基地建設・配備を問う住民投票実施を求めるも、基地容認の中山市長は、実施を拒否してきました。」とありますが、私は実施を拒否していません。
— 中山よしたか(石垣市長) (@yoshitaka_ISG) January 7, 2022
市長は議会に提案している
中山市長が指摘した部分は以下の記述だ。
石垣市長選に砥板氏/共産党など保革共闘体制で擁立
同市では国が陸上自衛隊ミサイル基地建設を強行。市民の多くが、同基地建設・配備を問う住民投票実施を求めるも、基地容認の中山市長は、実施を拒否してきました。
二元代表制の原則からして、中山市長の独断で住民投票が拒否されるというのは考えにくいのだが、市長の説明によるとやはり「実施に向け議会に提案したが、否決され実現していません」とのことだ。
その手続きでは、まず、市長が住民投票案件を議会に諮る必要があります。可決されれば住民投票が行われますが、否決された場合はいくら市長でも住民投票は実施できません。
逆に議員提案等での住民投票案が可決された場合には市長は住民投票を実施しなければなりません。— 中山よしたか(石垣市長) (@yoshitaka_ISG) January 7, 2022
よって長くなりましたが「中山市長は、実施を拒否してきました。」は誤りで、「実施に向け議会に提案したが、否決され実現していません。」が正しい内容です。
— 中山よしたか(石垣市長) (@yoshitaka_ISG) January 7, 2022
市長選を2月に控えた時期に、フェイクニュースを流して選挙を有利に展開しようとしたという誹りは免れないだろう。しんぶん赤旗は政党機関誌としてのプロパガンダ活動と、報道機関としての機能を都合よく使い分けている節がある。
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