立憲民主党は政治をナメきっている!当事者性と専門性を履き違えたタレント擁立の愚かさ【マガジン155号】
KSLマガジン
タレントの高見知佳氏が21日、夏の参院選愛媛選挙区で出馬する意向を示し会見を行った。無所属での出馬ではあるが擁立したのは立憲民主党で、泉健太代表は「1人区は可能な限り一本化を目指すという目標を持って取り組んでいる。皆さまに協力いただけるようにしたい」と述べた。野党統一候補となるためのステルス無所属というわけだ。
参考:高見知佳氏出馬へ 参院選愛媛、立民推薦: 日本経済新聞
立憲民主党は夏の参院選で公認候補の半数を女性にする方針を明らかにしているが、女性候補である高見氏を公認せず無所属で出馬させるのは矛盾している。無所属で党派性を薄めて幅広い支持を得たいのだろうが、先の衆院選の結果を見れば参院選でも党名票を失うことになるだろう。
当事者性と専門性の違い
出馬を辞退したモーニング娘。元メンバーの市井紗耶香氏にも同じことが言えたのだが、女性候補を擁立するにあたって「子育ての経験」など当事者性をアピールするのが立憲民主党のセオリーになっている。高見氏も子育て経験をアピールし、介護経験やシングルマザーという、いかにも立憲民主党が好きそうな人材だ。だが、こういうアピールだけで得票を得ることができないことは、2019年参院選での市井氏落選から学んでいたはずなのだが・・・
有権者が求めているのは「当事者性」ではなく「専門性」であることを分かっていないのだ。そもそも立憲民主党は当事者性と専門性の違いを理解していないのだろう。
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【運営・執筆】竹本てつじ【転載について】
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