高市政調会長、現状での緊急事態宣言を否定「(NHK日曜討論)キャスターの質問を抜いて、私の発言の一部を報じるメディアがある」
自民党の高市早苗政調会長は31日、NHK『日曜討論』に出演した際の発言が、キャスターの質問部分を抜いて報道されているとしてツイッターで説明を行った。
高市氏はキャスターから「状況が悪化した場合の緊急事態宣言の可能性」について問われ「可能性はある」と答えていたが、これが一部の報道では質問の前提部分が切り取られ、あたかも現状で緊急事態宣言が必要であるかのように報道されていた。
今朝のNHK「日曜討論」で、「状況が悪化した場合の緊急事態宣言の可能性」を問われたので、「可能性はある」と答えましたが、現状で緊急事態宣言が必要とは言っていません。あくまでも、重症病床使用率や死亡者数など「状況が悪化した場合」です。
— 高市早苗 (@takaichi_sanae) January 30, 2022
キャスターの質問を抜いて、私の発言の一部を報じるメディアがあり、誤解が生じていましたので、念のため。感染防止策は怠らず、早期の治療薬投与で重症者数と死亡者数の極小化に努め、ピークアウト後は十分に経済社会活動を廻すべきです。
— 高市早苗 (@takaichi_sanae) January 30, 2022
時事通信と日刊スポーツが悪質
ざっと報道を確認してみたが、時事通信と日刊スポーツの報道に悪意を感じる。
高市自民政調会長、緊急宣言の可能性言及 立民「人流抑制以外方法なし」:時事ドットコム
自民党の高市早苗政調会長は、緊急事態宣言発令の可能性について「あると思う」と言及。「経済への影響はあるが、命が一番大事だ。(岸田文雄首相が)ちゅうちょなく判断される」と語った。
日刊スポーツの報道は、公明党の竹内譲政調会長が「これ以上感染者が増えれば、重症者も増える恐れがある。緊急事態宣言も当然視野に入れなければいけない」と述べた部分を前提にしているが、高市氏の発言部分だけを読むと緊急事態宣言を現状で発令するという意味になっている。
高市早苗氏、政府の緊急事態宣言発令の可能性「ちゅうちょなく判断される」 – 社会 : 日刊スポーツ
自民党の高市早苗政調会長も、政府が緊急事態宣言を発令する可能性について「命が一番大事だ。ちゅうちょなく判断されると思う」と説明。3回目接種に関しては「スタートが遅かったことは率直に認めなければいけない」と語った。
蔓延防止措置だけでも不評であるのに、緊急事態宣言となれば政権支持率が下がるのは必至だ。一部のマスコミがこれを煽っているようにしか見えない。
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