原口一博議員、ヒトラー念頭にウクライナ大統領を揶揄か?「ファシストは、道化の姿をして入ってくる。人々は、その道化が悪魔だとは気づかない。」

政治・社会



 立憲民主党の原口一博衆院議員は18日、ウクライナのゼレンスキー大統領について「ファシストは、道化の姿をして入ってくる。人々は、その道化が悪魔だとは気づかない。」とツイッターに投稿し、日本でのオンライン国会演説を求める声をけん制した。


フェイクニュースを引用し揶揄

 原口氏は「ただ一人、ヒトラーに敬礼しなかった男性」と「ただ一人、ゼレンスキに拍手しなかった議員(いま、この議員への批判の嵐)」と写真で比較するツイートを引用しているが、そのツイッター投稿はCNNがフェイクニュースと判定した情報がもとになっている。
 写真の女性議員が拍手をしなかったという事実はなく、民主党支持者が共和党議員を攻撃するために動画の一部を切り取った偽情報のようだ。女性議員への批判はこうした偽情報を使った民主党支持者らによるもので、全体主義的な同調圧力でもなかった。
参考:Fact check: Democratic activists falsely claim Marjorie Taylor Greene refused to applaud Zelensky – CNNPolitics

 原口氏は投稿でゼレンスキー大統領を名指ししていないが、毎朝恒例の『朝のご挨拶』では「ファシストは、道化の姿をして入ってくる」という一文がゼレンスキー大統領の国会演説を警戒したものと説明している。道化とはゼレンスキー大統領が元コメディアンであることを揶揄したものだろうか。

 また原口氏は、ゼレンスキー大統領の「Remember Pearl Harbor(真珠湾を忘れるな)」という米議会での演説を"戦争発揚"として日本の国会では不適切としている。しかし、実際の演説ではそのようなニュアンスではなく、むしろ過去の戦争を例に挙げ悲惨さを訴えるものだ。アメリカにおいて過去にこの言葉が戦意発揚に使われたのは事実だが、現在は哀悼の意味合いが強く、このスローガンで日本に攻め込もうなどというアメリカ人はいないだろう。

 立憲民主党では菅直人元総理が、日本維新の会を批判する中で橋下徹氏をヒトラーに例えたことで抗議を受けている。今回の原口氏の投稿は、ナチス政権下のヒトラーを絡めて「ファシスト、悪魔」と揶揄しているようにも見え、他国の大統領相手に極めて不適切な投稿と言えるだろう。

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【運営・執筆】竹本てつじ【転載について

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