立憲は慎重姿勢?ウクライナ大統領の国会演説へ与野党が前向き協議 海外首脳の国会演説は”異例”か?→同時多発テロの5カ月後にブッシュ大統領が演説

政治・社会



 ウクライナのゼレンスキー大統領が、日本の国会でのオンライン演説を政府に打診している。これを受けて国民民主党の浅野哲衆院議員が議院運営委員会に提案し、与党側から前向きな回答があったことを同党の玉木雄一郎代表がツイッターで明かしている。


 一方、立憲民主党の泉健太代表は、国会演説前の首脳会談と共同声明が絶対条件とし、演説内容も両国の同意が必要という慎重姿勢を示している。他国首脳の演説内容に日本側が介入するという姿勢に、SNS上では多くの批判が寄せられている。


海外首脳の国会演説は異例ではない

 一部の報道で「前例がない」と言う理由で政府が消極的な姿勢を示しているという情報があるが、真偽は不明だ。そもそも前例が無いというのは本会議場に機材を持ち込む「オンライン演説」であって、海外首脳の演説は過去に何度も行われている。
・平成19年までのデータ
外国の元首又は首相等の国会訪問の際の演説一覧表[PDF]
・第2次安倍政権発足以降の実績(情報が最新でない可能性あり)
外国首脳の国会演説 ニュース百科|Web東奥

 ただし、戦時下にあり交戦中の首脳が演説するのは異例と言えるだろう。2002年9月11日のアメリカ同時多発テロ事件から半年後、アメリカのジョージ・W・ブッシュ大統領が国会で「日米両国はテロリスト組織を探し出し、粉砕すべく努力しています」と演説しているが、イラク戦争に踏み切るのはこの1年後である。
資料:アメリカ大使館報道室 ジョージ・W・ブッシュ アメリカ合衆国大統領 国会演説

 ウクライナのゼレンスキー大統領は、ロシアからの侵略を受けて以降にイギリスとカナダの国会でオンライン演説を行い、アメリカ国会でも予定されている。この状況でロシアに対して中立を装うようなことは不可能で、すでにロシア側も日本を敵視している。ウクライナを見捨てれば日本が安泰であるという幻想は捨て、早急にゼレンスキー大統領の国会演説を実現するべきだ。

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【運営・執筆】竹本てつじ【転載について

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