れいわ新選組・高井幹事長、立憲から譲ってもらった予算委1枠に「全然足りません」→批判受け謝罪「譲って当たり前のような言い方は不適切でした」
れいわ新選組の高いたかし幹事長は27日、立憲民主党から譲られた予算委員会理事枠について「山本代表まで選挙区を譲りましたが、何の見返りもありませんでした」「1議席くらいでは全然足りません」などとツイッターに投稿したことを謝罪した。
高井氏の投稿には一部の立憲民主党支持者から批判の声が上がっていた。
#野党共闘 には「選挙対策」も「国会対策」もあります。れいわ新選組は昨年の衆議院選挙で4割の候補者を降ろし、山本代表まで選挙区を譲りましたが、何の見返りもありませんでした。予算委員会の1議席くらいでは全然足りません。https://t.co/HjY2mJLP6H
— 高井たかし (@t_takai) April 26, 2022
「衆議院議員3議席で予算委員会1枠」は前例もある。衆院選での野党共闘の状況(一方的にれいわ新選組のみが立候補を取下げた)に鑑みれば、そのくらいの配慮をしてくれてもいいのでは?と交渉してきたが、「譲って当たり前」のような言い方は不適切でした。お詫び申し上げます。
— 高井たかし (@t_takai) April 27, 2022
れいわ新選組の勘違いと思い上がり
まず、山本太郎が選挙区を譲ったというのは事実ではない。東京8区で立憲公認の吉田はるみ氏が6年に渡り活動していたところへ、山本太郎が出馬しようとしたが選挙区から激しい反発を受け辞退したに過ぎない。そのまま山本太郎が出馬しても勝目はなかったと言われており、比例に回って得をしたのはれいわ新選組の方である。
4割の候補者を降ろしたといういうが、それは政策の一致を見ての話しで出馬しても絶対に当選しない候補ばかりだった。また、その際に降りた渡辺照子氏は立憲民主党の公認を受け練馬区議補選に当選しており、これがバーターでなかったというと嘘になるだろう。
そもそも選挙で候補者を降ろし、有権者にも選ばれなかった党が、他党との取引によって議会での発言権を得ようなどと言う考えが民主主義に反しているのだ。
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