維新・足立康史さん「球根栽培法は共産党のもの?火炎瓶の作り方が書いてあるそうですが」→共産党「何のことか分からないが、暴力革命との攻撃に使われた」

政治・社会



 19日に開かれた衆議院憲法審査会で、日本維新の会の足立康史衆院議員が「球根栽培法」について共産党に問い質す場面があった。

 球根栽培法とは1950年代初頭に、日本共産党の山村工作隊や中核自衛隊など非公然組織が起こした火炎瓶闘争などの武装方針について示した秘密出版物である。

今でも破防法の監視対象団体

 共産党の赤嶺氏の発言で興味深いのは「球根栽培法が何を指すのか分からない」としながら、しっかりと「暴力革命との攻撃に使われた」と認識していること。当時、日本共産党が火炎瓶闘争を行ったことは歴史的事実で、それを「正規の党方針ではない」と言い訳するのは見苦しい。

 証拠や判例を突きつけられると「分派した過激派がやった」と言い訳するのだが、1952年の総選挙で全員が落選し、1955年の六全協で武装闘争路線放棄を決議した事実と矛盾する。戦後も警察権力について「常時、日本共産党を監視下におき、攻撃の機会をねらっている」「国家権力の支配の根幹に、権力としての強制力(警察、軍隊、装判所・監獄、徴税 機構)があることを常に念頭におく。「和解」できない階級対立がある。」と指導している。
参考:流出!日本共産党の教育資料を公開「警察は攻撃の機会を狙う、階級闘争の不可避、和解できない階級対立」

 公安調査庁も、暴力革命を放棄していないとして、破壊活動防止法に基づく調査対象団体として指定を継続している。何十年も監視して暴力革命の証拠は見つかっていないという反論も見られるが、行ったテロや殺人について何十年も反省することなく、その思想を堅持しているから監視されるのだ。

 憲法審査会において傍聴席から日本共産党の発言にだけ拍手したり、憲法改正論者にヤジを飛ばしている集団についても、院はしっかりと対応するべきだ。何度注意されても繰り返されるのは異常だ。

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【運営・執筆】竹本てつじ【転載について

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