ソフトバンク代理店が70代客に無断でペイペイ登録?→元店長を逮捕、代理店評価実績を上げるため犯行繰り返した疑い

政治・社会



 ソフトバンク販売代理店の元店長が、機種変更に訪れた70代女性客のスマートフォンで、無断で電子決済アプリ「PayPay(ペイペイ)」の利用登録を行い決済などをしようとした疑いで逮捕された。

70代客に無断でペイペイ登録か ソフトバンク代理店の元店長逮捕 | 毎日新聞
 逮捕容疑は、同県筑紫野市の販売代理店で2020年9月、接客した70代女性のスマホを操作し、女性の許可を得ないまま女性名義でペイペイの利用を登録。無断で100円分の電子マネーをチャージしてインターネットショッピングでペン1本(59円相当)を注文し、ペイペイで決済しようとしたとしている。酒井容疑者は「身に覚えがない」と容疑を否認している。

ずっと指摘されていたこと

 代理店の評価実績を上げて契約代行手数料を上げようとした疑いがあるという。

 無断で決済アプリを利用するのは聞いたことがないが、iPhoneが爆発的に売れて予約入手も困難だった数年前には、機種変更時などにYahoo!系の有料サービスなどを「引き渡しの契約事項」と説明して強制加入させる代理店が問題となった。最近でも某社の代理店が高齢者に対して、アプリを勝手にインストールして引き渡していたというSNS投稿も見られた。

 筆者の場合は数年前に、機種変更の申し込み時に説明のなかったYahoo!系の有料サービスセット月額3500円程度の加入を伝えられ、断れば予約品は引き渡さないと強要されたことがある。最低限2カ月間の支払いが条件で、2カ月後は解約すればいいと説明されたが、使う予定もないサービスで無駄に7000円ほど追加料金を取られたことになる。納得いかないので抗議(かなり強め)したが絶対に予約品は引き渡さないと相手が突っぱねてきたので、その場では了承し受け取り、後日ソフトバンクに再度抗議したら「禁止された行為」として全額を利用料金から割り引きすることで決着したことがある。

 ソフトバンクはいつも代理店に指示していないと説明するが、評価システムがこういった有料サービスやアプリの登録で評価されないと利益が出ない仕組みになっているのではないか?
 また、契約や機種変更時に割賦で勧められる同社製のケースやガラスフィルムも、一般的に販売されている同等の商品に比べて何倍も高い。3Gの終了で高齢者がガラケーからスマホに移行する時期であるが、こういう商売の仕方について考え直さないとトラブルや苦情は増える一方だろう。

関連:ソフトバンク元社員を逮捕!5Gの営業秘密を持ち出し→翌日、楽天モバイルに転職も不正利用は否定
関連:孫正義「ひろゆきがデジタル庁に応募して落とされた。彼みたいな人が責任者なら日本も変わる」→ツッコミ殺到「自分が採用すれば?」

皆様の支援が必要です KSL-Live!からのお願い

【ご支援をお願いします】取材・調査・検証記事はコピペまとめサイトのような広告収入は期待できません。皆様からの支援が必要です。各種支援方法詳細

【運営・執筆】竹本てつじ【転載について

OFUSEで支援する

このサイトをフォローしよう