ブーメラン!蓮舫さん「0って…」対立候補である自民・朝日健太郎さんの本会議発言回数に言及→蓮舫さんもゼロでした

政治・社会



 立憲民主党の蓮舫参院議員は28日、自民党の朝日健太郎参院議員がこの6年間で本会議発言回数がゼロであるとする一般アカウントのツイートを引用し「国会での仕事は委員会での質問、本会議での討論を通じて行われます。0って…」とコメントした。
 しかし、蓮舫氏も本会議での発言はゼロ(25期)で、本会議以外の委員会で朝日氏は25回発言している。朝日氏は蓮舫氏と同じ東京選挙区で、現在行われている参議院選挙で争っている相手であり、対立候補への不当な印象操作ともとれる。


与党の質問機会が少ない事情

 本会議での発言については機会そのものが少なく、任期中に登壇できていない議員は他にもいる。委員会での発言に関しては、与党自民党は議席の多さに対して質問時間が短いので機会が回ってこないことは仕方のないことだ。それでも朝日氏は25回の発言機会があり、政務官としても答弁している。

 与党に関しては法案の委員会審議の前に、党内の部会→政調審議会→総務会を通しているので、提出後に所属議員が不備や危惧される点を委員会で確認する意味合いが薄れている。一方で、野党はこの流れを受けて提出された内容を厳しく精査して不備を突く役割があるので質問時間も長く機会も多い。議席の少ない会派などは複数委員会を掛け持ちしているほどだ。

 本会議での登壇回数だけを持ち出して、まるで朝日氏が仕事をしていないかのような投稿は適切ではない。また、立憲民主党では小沢一郎衆議院議員が党首討論などを除いて、20年以上も通常の委員会質問を行っていないことが指摘されている。委員会発言の回数だけを「仕事」とするならば、小沢氏は仕事をしていないことになる。

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【運営・執筆】竹本てつじ【転載について

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