銃弾投げつけ事件の告発状を那覇署が受理　県警はすでに女性宅を家宅捜索、参院選では岸田総理にも投げつけ

政治・社会



　沖縄県知事選の街頭演説中に、自民党・公明党推薦の佐喜真淳候補ら3名が薬きょうのような物を投げつけられた件で、自民党沖縄県連は28日に告発・告訴状を那覇署に提出し29日午前中に正式に受理された。


過去にも投げつけ、県警はすでに家宅捜索

　沖縄県警は告発・告訴状が提出される前夜に投げつけた女性宅を家宅捜索しているようだ。

沖縄知事選の“薬きょう”、自民が告訴「3人に当たった」　女性宅を家宅捜索 | 沖縄タイムス＋プラス
複数の関係者によると県警は２７日夜、投げ付けた女性の自宅を家宅捜索した。県警は公職選挙法違反の疑いで任意で事情を聴いている。

　告訴された女性はチョウ類研究者。米軍北部訓練場の返還区域に大量の銃弾などが廃棄されているとして、撤去を求めて活動している。

　女性のツイッターアカウントによると、投げつけたのは火薬も入った未使用の空砲だという。
※投稿は家宅捜索より前


　この女性は昨年の12月にも菅義偉前総理一行の前に銃弾のようなものをバラ撒いている。沖縄県知事選で佐喜真候補での投げ付けは、この件で県警から聴取を受けた2日後のことだった。
　また7月の参院選では岸田文雄総理に向かってポリ袋に入れた銃弾を投げつけ連行されているが逮捕はされていない。この件で那覇署を出た直後に、選挙活動中だった今井絵理子氏に対しても「同じことをやった」とツイッターに投稿している。


　沖縄県知事選での投げつけは安倍元総理銃撃事件の件もあって、沖縄県警が厳しく対応するものと思われたが逮捕もせずすぐに釈放していたことに批判の声が上がっている。参院選中には立憲民主党の辻元清美氏が、事務所ベランダに生卵が投げ込まれたとして警察に届けを出しているが、この時に「テロだ」と大騒ぎしていた人たちが今回の銃弾投げつけに無反応なのは不思議でならない。

　告発を受理した警察がどこまで踏み込めるかは不明であるが、投げつけた女性は今現在もツイッターで自民党への挑発を繰り返している。公職選挙法違反での捜査となるため、選挙結果が出るまで動きが鈍くなることも予想されるが、こういった卑劣な行為に対する警察の毅然とした対応が望まれる。

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【運営・執筆】竹本てつじ【転載について】

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