風評被害煽る放射能デマ「放射能で奇形魚、回転寿司が買っている」→海外のフェイク画像とバレて謝罪
いきもの関連
福島原発事故の影響で奇形魚が激増し、その奇形魚を回転寿司が大量に買い付けているという投稿がツイッターで1000回以上もリツイートされ話題となった。しかし添付された画像の魚が海外にしか生息しない種であったことでデマと判明、投稿者への批判が殺到している。
投稿は削除済
この投稿した画像ですが、SNSで投稿された方の画像を出しだもので誠に御不安、御心配かけまして申しわけございませんでした。画像についてはもっと真意を調べなくてはならなかったのですが、軽薄でした
— 中村 臣市郎 (@coXpAFm1VBN283t) 2019年9月18日
写真は海外のフェイク画像と判明
写真の魚は北米などに生息するノーザンパイク(カワカマス)で、日本には未定着であるが海外で外来種として定着した事例があることから特定外来生物に指定されている。
問題の写真は2006年あたりから国内外のブログなどで出回り、2012年には海外の釣り専門サイトで「シャム(双生)のノーザンパイク」として紹介され話題となった。
参考:Siamese Twin Northern Pike Fish Caught
しかし、2015年には別のアウトドアサイト(海外)でフェイク画像であることが告発されている。釣り上げられた2匹のパイクのうち、小さな個体の頭を大きな個体のエラに差し込んだものだという。
再現された写真
出典:「シャムパイク」の本当の話? | モンタナの狩猟と釣り
たしかに話題となったパイクの写真をみると、シャム特有の結合部分は見られずエラの部分に別の個体が差し込まれているように見える。
こういった海外のトリック画像を使い福島県への風評被害を拡大することは許されない。また、他の生物や植物でも「奇形!奇形!」と放射能の影響であるかのように騒ぎ立てるのは控えるべきだろう。
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