立憲・安田真理さん「小国日本」と中国目線の蔑称を使い「自衛隊は米軍日本支部に変質しちゃう」志位委員長に共産党政権を望むメッセージ
昨年の参議院選兵庫選挙区に立憲民主党の公認で出馬し、現在は議員秘書の安田真理氏は19日、日本共産党が党大会で16年ぶりに党綱領を改訂したことに対し「次代の日本の舵取り役は、ぜひとも「野党連合政権」にお任せしたい」と志位和夫委員長にメッセージを送った。
さらに安田氏は、中国が自国を大国と位置付けて周辺国を下に見る「小国日本」という言葉を使い自衛隊が「米軍日本支部に変質しちゃう」と自説を展開した。
次代の日本の舵取り役は、ぜひとも「野党連合政権」にお任せしたいです。小国日本でも深刻化する格差社会、自国のプライドを失った対米隷属主義を是正しなければなりません。憲法改悪が済んだら、安倍首相はお払い箱に。そして、自衛隊は自国のためではない米軍日本支部に変質しちゃうのだと思います。 https://t.co/WoGLtkzDVj
— 安田マリ🌳すぎなみ区議会議員 (@YasudaM719) January 18, 2020
党の方針すら理解していない
安田氏が投稿で使った「小国」とは中国において『領土が狭い国』を意味する他、侵略されたり植民地になるような国を指して用いる。中国を中心とした周辺国だけでなく文化的に影響を受けた地域までを属国のように扱う中で使われた言葉で、『小日本』という蔑称と同じような意味を持つ。少なくとも日本人が自ら使用するワードではない。(ちなみに日本の国土が狭いというのは誤解で陸地だけでも平均以上で、領海などを含めるとベスト10に入る)
さらに安田氏は、日本共産党の提唱する「野党連合政権」に政権の舵取り任せたいとしているが、立憲民主党としては政権交代に向けて共産党を含めた野党5会派で協力していく方針は示しているが、連立政権樹立に共産党を含めるとは言っていない。党内からも強く否定する声があり、明らかに党の方針に反するメッセージである。
曲がりなりにも参議院の公認候補として選挙を戦い、選挙後は立憲の参議院議員秘書を務める人物が、党に無断で共産党の委員長に連立を望むメッセージを送るのは非常識だ。
立憲民主党は現職でも問題投稿をするものがいるが、落選した議員のSNS発信についてはあまりにも不勉強で、党として奔放過ぎるのではないだろうか。
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