前川喜平さん「君が代を歌わせることが良い教育行政だと勘違いしている都教委」→教育局長時代の前川さん「国歌を斉唱するよう指導、命令に従わない教員は懲戒対象だ」
今年3月の東京都立学校の卒業式で、すべての学校が「君が代」を斉唱していたという東京新聞の記事が話題となっている。新型コロナウイルス感染防止のために一部の学校で校歌は自粛したが君が代の斉唱は行われたことを問題視ているようだ。
これに対して、元文科事務次官の前川喜平氏は20日、自身のツイッターで「君が代を歌わせることが良い教育行政だと勘違いしている都教委」と批判している。
君が代を歌わせることが良い教育行政だと勘違いしている都教委。
— 前川喜平(右傾化を深く憂慮する一市民) (@brahmslover) July 20, 2020
教育局長在任時「斉唱するよう指導する」
相変わらず国歌へのアレルギーがある人たちは、君が代を飛沫が飛ぶような歌い方をする人がいるとでも思っているのだろうか。一方の校歌は、曲調やテンポによっては飛沫が飛ぶという校長の判断があったことは想像できないようだ。
前川喜平氏と言えば元文科省の官僚であるが初等中等教育局長だった2014年の4月8日、参議院文教科学委員会で和田政宗参院議員の質問に対しては「入学式、卒業式などにおきまして国旗を掲揚し、国歌を斉唱するよう指導する」と答え、命令に従わない教員は当然懲戒処分の対象になりえると答えている。
○和田政宗君 しっかりと注視をしていただいて、しっかりとした対処をお願いしたいというふうに思います。
次に、法の趣旨を守るという観点からも、教育現場での国旗・国歌のことについて聞きますが、私が通っていた東京都小金井市の小学校では、私は先生に音楽の教科書に載っている国歌君が代を教えてくださいとお願いしたんですけれども、その先生にはそのうちにねと言われて、結局、小学校でも中学校でも国歌を教わりませんでした。当時、日教組が極めて強い地域で、教師の発言では、天皇陛下をばかにするような、とんでもない、理解できないような発言というのもある、あり得ない状況でございました。今でも学校の入学式、卒業式などの国歌斉唱時において起立斉唱をしない教員がいると聞いております。
国旗や国歌を敬えないというのは極めて恥ずかしいというふうに思いますけれども、政府としてどのように認識しているでしょうか。
○政府参考人(前川喜平君) 学習指導要領におきましては、入学式、卒業式などにおきまして国旗を掲揚し、国歌を斉唱するよう指導するものとするとされているところでございます。この学習指導要領等の法令に基づきまして校長が国旗・国歌の指導を実施するため国歌を斉唱するよう職務命令を出した場合に、その命令を受けた教職員は国歌斉唱すべき責務を当然負うものでございます。
したがいまして、教職員が校長等の当該職務命令に違反したような場合につきましては、当然懲戒処分等の対象になり得ると考えております。
このひとは現役官僚時代の仕事について「面従腹背」といつも言い訳をするが、国歌斉唱を指導して、従わない教職員は懲戒処分の対象とまで言っておいて面従腹背もないだろう。
文科省官僚として給与を受け取り、天下り斡旋という重大な不祥事で退職しながら退職金数千万円もきっちり受け取る。それでいて立場が悪くなると政府を批判する。
あまりにも都合がよすぎるのではないか。
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