立憲・生方氏の主張を官房長官が否定「日本で最も権威ある機関の客観的かつ科学的な鑑定」横田めぐみさんの遺骨とされた骨のDNA鑑定
政治・社会
松野博一官房長官は14日午前の記者会見で、北朝鮮に拉致された横田めぐみさんの遺骨とされた骨がDNA鑑定により偽物と判明したことについて「日本で最も権威ある機関の一つが実施した客観的かつ科学的な鑑定に基づくもの」と述べ、立憲民主党の生方幸夫氏が「当時そのような技術力は無かった」と主張していた内容を否定した。
質疑書き起こし
産経新聞記者
立憲民主党の生方幸夫氏が未帰国の拉致被害者について「生存者はいない」などと述べたことがわかり、この度発言を取り消して陳謝しました。生方氏が取り消した拉致問題をめぐる発言ではこの他にも「日朝首脳会談で帰国した拉致被害者5人を一度、北朝鮮に戻す約束があったのに日本政府が守らなかった」とする主張ですとか、北朝鮮が横田めぐみさんの遺骨だとして提出した骨を日本側がDNA鑑定で他人の骨だと見破った件について「そのような技術力は当時なかった」とする主張もありました。
日朝交渉や実務者協議についてのこうした生方氏の発言は極めて重大だとの指摘がありますが事実関係や日本政府の姿勢を含め所見をお聞かせください。
松野官房長官
日本政府は帰国した5名の拉致被害者が北朝鮮に残してきた家族も含めて自由な意思決定を行い得る環境の設定が必要であるとの判断のもと2002年10月24日5名の拉致被害者が日本に引き続き残ること、また北朝鮮に対して北朝鮮に残っている家族の安全確保及び帰国日程の早急な確定を強く求める方針を発表をいたしました。
北朝鮮から日本側に提供された横田めぐみさんの遺骨とされる骨の一部からは、めぐみさんのものとは異なるDNAが検出されたとの鑑定結果を得たところであります。
日本政府は北朝鮮側に強く抗議を申し入れたところです。
この鑑定結果は日本の刑事訴訟法等の法令にもとづく厳格な手続きに従い、日本で最も権威ある機関の一つが実施した客観的かつ科学的な鑑定に基づくものであります。
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