副町長が公用車(プジョー)であおり運転?被害者「後ろにピッタリくっつきハイビームで蛇行運転を繰り返した」

政治・社会

副町長が公用車(プジョー)で煽り運転?被害者「後ろにピッタリくっつきハイビームで蛇行運転を繰り返した」

 岩手県大槌町の副町長が公用車であおり運転をしたとして被害の訴えがあり、岩手県警高速隊釜石分駐隊から「あおり運転で訴えが出ているので捜査に協力するように」と町に連絡があったことが町議会全員協議会で報告された。

 町側の説明によると、沢舘和彦副町長は7月31日、盛岡市内で財政問題の会議に出席後、自ら公用車を運転。同日午後9時ごろ、同県遠野市内の釜石自動車道で前方車両にハイビームをしたまま運転し続けた。翌8月1日、町役場に来た男性が「公用車であおり運転された」と苦情を申し立てた。

 公用車は復興支援のため、仏プジョー社が町に寄付したものという。朝日新聞の取材に沢舘副町長は「あおったつもりはない」「外車でウィンカーとライトが逆についていて、不慣れで気づかずにハイビームのまま走行し、ご迷惑をかけた」などと釈明した。
出典:「公用車であおり運転」と男性訴え 副町長は意図を否定:朝日新聞デジタル

副町長は否定、被害証言と一部食い違い

 副町長は公用車でのあおり運転疑惑について「外車でウィンカーとライトが逆についていて、不慣れで気づかずにハイビームのまま走行した」と釈明し否定しているが、ウインカーとライトが逆であることは最初の右左折で気が付くはずだ。現在は対向車とすれ違う時と前方に車が走っていないときはハイビームで走行するよう推奨されているが、単純にロービームにするのを忘れていたという説明で良いものを、復興支援で寄贈されたプジョーのせいにするのは如何なものか。

 被害者の知人と思われる男性のフェイスブック投稿では、当時の状況を以下のように説明している。

 8月の夜、先輩があおり運転をされた。遠野市の釜石自動車道下りで、画像の車が、うしろにピッタリくっつき、ずっとハイビームで、蛇行運転を繰り返した。

 実際は8月ではなく7月31日の夜だったようだが、投稿には写真も添付され警察から捜査協力の要請が町にあったので副町長の運転する車で間違いはなさそうだ。ハイビームはミスでである可能性があるが、車間を詰めて蛇行運転したという証言が本当なら副町長の釈明とは食い違う。
 被害者は警察に捜査するよう訴え出ていることから証言の自信が伺える。投稿を行った被害者の知人も運転者が副町長とは知らなかったようで、あおり運転から約4週間後の8月下旬に復興支援で交流のある福岡県の少年サッカーチームと役場で副町長らと面談しているという。

 以上のような経緯から被害者側が副町長に悪意を持っているということはあり得ず、一方の副町長の証言に無理があるように思える。警察の捜査を見守るしかなさそうだが、どちらにしても事実は公表して欲しいものだ。

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【運営・執筆】竹本てつじ【転載について

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