【動画】蓮舫の「高卒」発言、立憲の公式動画ではカットされていた 前後の発言を検証しても「不適切」
立憲民主党の蓮舫副代表が29日の予算委員会で言い放った「高卒」発言が物議を醸している。
蓮舫氏は新型コロナウイルスの問題で、アルバイトが出来なくなった大学生が退学せざるを得ない状況になることを例に挙げ、持続型給付金に大学生を含めるよう求めた。その中で「学校やめたら高卒になる、就職どうなるか、奨学金返せない」と発言していた。
この発言には「偏見、差別」という批判と「差別ではない」と擁護する声が上がっている。当初、出回った動画は発言前後がカットされていたため発言意図が把握できないものであったが、ここで添付した動画で確認しても不適切な表現と言わざるを得ない。
立憲公式動画ではカットされている
賛否あるのは仕方ないとして、少なくとも立憲民主党としては「不適切」か「誤解を招く」という認識があるようで、公式のPR動画では該当部分がカットされている。
✔︎ 大学退学を考えている学生が13人に1人
✔︎ 雇用関係がない方に事業主は雇用調整助成金を申請できない
✔︎ アルバイトが切られたらもう救いの術がない
✔︎ 持続化給付金の対象に大学生もいれるべき(4/29 予算委員会) pic.twitter.com/IkrtAtzv3D— 立憲民主党 (@CDP2017) April 29, 2020
問題となっている「高卒」発言があった質問に対して安倍総理が、返済の必要のない給付型奨学金の話をしているが、その重要な部分をカットしている。蓮舫氏の問題発言だけでなく回答部分までカットして、まるで安倍総理や大臣が何も答えていないような不自然な編集は悪意を感じる。
高卒発言から見える無自覚な差別
意思に反して大学を辞めざるを得ないということを「高卒になる」と表現するのはどう考えても国会での発言として不適切だろう。
蓮舫氏の発言意図を最大限好意的に受け取れば「卒業見込みでの就職活動が出来なくなる」「生活困窮による退学では奨学金の返済も困難」ということになるが、こういった丁寧な言葉使いをせず「退学したら」とするべきところを「高卒になる」と表現すれば偏見や差別と受け取られてしまう。
自らの意思で進学した者の学ぶ権利が奪われ、卒業を前提とした就職プランが崩れることへの不安は「高卒になる」という不安や懸念ではないだろう。国会議員としては大学中退による現実的なリスクを説明し回避する策を講じるべきだ。蓮舫氏には潜在的な差別や偏見があり、これが無意識・無自覚に「高卒になる」という言葉で表れたのではないだろうか。
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