朝日新聞のコロナ記事に重大な疑義「取材は受けてない」西浦教授がツイッターで指摘、科学誌からの無断改変転載も


 朝日新聞デジタルが7日に掲載した『新型コロナ、第2波来てる? 基準になる数字を整理した』の中でコメントが掲載された2名の専門家が「取材を受けたいない」「出典明示がない、改変されている」とツイッターで指摘している。
 記事に抗議したのは神戸大の牧野淳一郎教授と厚生労働省クラスター対策班の北海道大学・西浦博教授で、牧野教授の指摘に対してはすでに記事に修正が加えられている。


取材や調査を偽装して掲載か?

 神戸大の牧野教授のブログによると、朝日新聞デジタルの記事では当初、科学誌の連載の発言を明確な出展を示さずに改変して転載していたという。指摘を受け修正されたが、出典元は”岩波書店の科学誌「科学」”と記述されているだけで読み手が原典に当たることができない不適切な表示となったままだ。

朝日新聞7月7日記事 新型 コロナ、第2波来てる? 基準になる数字を整理した(伊藤隆太郎)に、 以下の文章があります。

神戸大の牧野淳一郎教授は科学誌の連載で実効再生産数について「専門家
会議はまったく意味がないデータをもってきて、見解を出したことになる」
と批判した。

これは「科学誌の連載」と書いてあって出典が示されていないので、私のどの 文章なのか明らかではないのですが、おそらく、岩波「科学」 2020年6月号の記事の以下の文章

極めて信じ難いことですが、「専門家会議」は、全く意味がないデータをもっ
てきて、
3月上旬以降をみると、連続して1を下回り続けています
という見解をだした、ということになります。

を改変した上で利用したものと思われます。
出典:7. 朝日新聞記事における牧野の文章の不適切な利用について(2020/7/8; 2020/7/11追記)

 また、同じ記事でコメントが掲載されている北海道大の西浦教授に関しては、あたかも朝日新聞の取材に答えたかのように掲載されているが、そのような事実はなく過去の発言でも使っていない文言が含まれているとのことだ。

 新聞社にも出典表示のルールがあるが、デジタル化以降も紙媒体のルールのままでURLリンクを貼るということもしていないケースが散見される。今回のケースは紙媒体としても問題のある記述方法で、記者による取材が行われたものと誤認させるものだ。

 朝日新聞には記事の修正だけでなく、詳細な経緯の説明責任が求められる。

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【運営・執筆】竹本てつじ【転載について

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