テレビ朝日の情報番組で紹介した視聴者の声、半数近くが捏造→BPO「放送倫理違反」→テレ朝「今後の番組制作に生かしていきたい」
テレビ朝日の情報番組「大下容子のワイド!スクランブル」のコーナーで、視聴者の声として放送されたものがスタッフによる創作であった問題で、BPOの放送倫理検証委員会は9日、放送倫理違反があったと結論づける意見書を公表した。
テレビ朝日は「番組への信頼を大きく損ねる許されない事案であり、視聴者、関係者の皆様に深くおわびします。見解を真摯(しんし)に受け止め、今後の番組制作に生かしていきたい」としている。
“テレビ朝日の情報番組で放送倫理違反” BPOが意見書を公表 | NHKニュース
それによりますと、番組スタッフは架空の視聴者からの質問を作ったり、投稿した視聴者の年代や性別などを書き換えたりしていたということです。こうした質問は、問題が発覚する去年10月までのおよそ1年1か月間に放送で紹介された質問の半数近くに上っていたということです。
BPOはガス抜きの任意団体
BPOが放送倫理違反と認定したころで、とくになにかが変わるわけではない。BPOとは日本放送協会 (NHK) や日本民間放送連盟(民放連)が作った任意団体で、メディアを寡占する会社が総務省案件にならないようにガス抜きとして設置しているようなもの。テレビ朝日も「今後の番組制作に生かしていきたい」と謎の前向きをコメントを出していることから、何も困るようなことは起きていない。
この問題は発覚当初、捏造された質問は全体の2割程度と発表されていたが、捏造が始まった時期を起点とすると半数近くがスタッフによる創作だったようだ。テレビ朝日では、これ以前にもニュースで流れる一般買い物客が、予め撮影日時を告げられたディレクターの知人だったことが発覚している。
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他にも補助金詐欺やコロナ禍での飲酒トラブル、社長は内紛で不正を指摘され辞任。かつては偏向報道で政権交代を画策した椿事件も起こしている。どう考えても公共の電波を扱えない会社だ。
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