琉球新報「沖縄が味方に付けるべき相手は中国、ロシア、北朝鮮」2019年のコラムを釈明「寄稿は個人の見解、社の主張と一致しない」
琉球新報が2019年に掲載した外部寄稿者のコラムで「沖縄が味方に付けるべき相手は中国、ロシア、北朝鮮」など主張されていた問題で、同社デジタル編集グループが23日、公式ツイッターで釈明を行っていたことが分かった。
ロシアによるウクライナ侵略を受け、琉球新報の過去の記述がネット上で問題視され批判の声が相次いでいたが、これに対して同社公式ツイッターアカウントは「記事は2019年時点の外部ライターの寄稿です。寄稿は個人の見解として書かれたもので、琉球新報の主張と一致しない」と説明している。
いつも琉球新報をご覧いただきありがとうございます。ご指摘の記事は2019年時点の外部ライターの寄稿です。寄稿は個人の見解として書かれたもので、琉球新報の主張と一致しないものもあります。ご了承いただければ幸いです。今後とも琉球新報をよろしくお願いいたします。琉球新報デジタル編集グループ pic.twitter.com/ny5oCa3C81
— 琉球新報 (@ryukyushimpo) March 23, 2022
外部寄稿者でも責任は社にある
問題のコラムは2019年の掲載時点でも問題視されている。
参考:ヤバい!琉球新報「沖縄が味方に付ける相手は中国、ロシア、北朝鮮」「琉球王国は未開で野蛮な独裁国家」
ロシアによるウクライナ侵略で再度クローズアップされたわけだが、これが在日ウクライナ人として発信力のあるナザレンコ・アンドリー氏の投稿に返信する形で報告されたため、琉球新報はさらにこれに返信するという異例の形で釈明を行ったようだ。
2019年のコラムとはいえ、ロシア以外にも中国北朝鮮を友好国とするような記述があり、琉球王国に関しても「未開で野蛮な独裁国家にすぎない」「未開の、超ミニチュアの独裁国家が琉球王国である」などと表現されていたことは問題だろう。ロシアによる侵略前だから許されるということでもなさそうだ。
侵略後も外部寄稿者によるコラムで、ロシアのプロパガンダメディア「スプートニク」を引用してロシア擁護ともとれる内容を掲載していることから、同社の掲載基準が疑われていることも認識するべきだろう。最終的な編集権は同社にあり、掲載した責任は免れない。
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