際立つ立憲民主党の無責任体質、CLPが全責任を負って終わり?活動再開の報告と今後について配信を行うもグダグダで終わる

政治・社会



 公共メディアを謳いながら立憲民主党から多額の資金提供を受けていた『Choose Life Project』(以下、CLP)が30日、活動再開の報告と今後の対応について説明するYouTubeライブ配信を行った。

 内容としては7月に公開された調査報告書と今月28日にホームページでなされた報告とほぼ同じで視聴者の不満もあったようだが、なによりも視聴した感想は「可愛そうで見てられない」といったところです。サポーターにも明かされないまま政党から多額の資金を受け取るという永久追放ものの不祥事であったが、これまでその責任はCLPの佐治氏と工藤氏がすべて負わされ、資金を提供した側の立憲民主党は我関せず。党内の金の流れも明かされぬまま、旧執行部のやったこととして闇に葬られている。
 ただただ疲れ切ったCLPの共同代表二人が声を震わせ理解を求めるも、そこに立憲民主党はいない。

立憲民主党はどこに行った?

 CLPの二人がここまで追い込まれているのに、どうして立憲民主党は無視しているのだろうか。CLPは予算面で苦労して第三者委員会が設置できず、過去に出演歴のある外部専門家になんとか調査を依頼したようだが、せめて調査費の一部でも立憲民主党が負担すべきだ。調査に対しても福山哲郎前幹事長が持論を展開いるだけで、党としては説明しようとした形跡すらない。

 道義的には、金を渡した政党の責任が最も重いと思われるが、反省しているのはCLP側だけで立憲民主党は福山氏に丸投げで、その福山氏も最後まで非を認めていない。金は渡したが影響を与える意図はなかったなど、そんなお金配りおじさんみたいな話を誰が信じるのだろうか。

 立憲民主党は「野党合同ヒアリング」と称して官僚を呼びつけ、政府の粗探しだけは嬉々として行うが、いざ自分たちが調査対象となると消極的になる。あまりにも卑怯で、すべての責任を負わされたCLPの共同代表が不憫でならない。

CLPの勘違いは相変わらず

 CLPの再開にあたって気になったのが、相変わらず「巨悪と戦う」という妄想じみた理念をチラつかせていることだ。力で口を塞がれるとか訳の分からないことを言っているが、いつ誰がそんなことをしたのかは説明しない。我々からすれば、メディアに多額の資金を提供していた政党こそ巨悪なのだが、立憲民主党と戦うのだろうか。

 デマやフェイクニュースと戦うということも再開の理由に挙げているが、それはCLPでなくてもできることだ。政党から多額の資金を受け、指摘されるまで悪びれることもなく配信を続けていた人物が、他者の流す情報の信ぴょう性をとやかく言うのは時期尚早ではないか。

 彼らの理念は間違っていないのかもしれないが、その理念を叶えることができる別のメディアで働くということはできないのか。政党から金を受け取っていたメディアが、既存の他社メディアを公正公平の観点から批判して理想を語っても反感を買うだけだろう。

 例えば、政治家が利害関係者から献金を受け取っておいて「今は受け取っていない」と説明しても誰も許してはくれない。一度でも政党から金を受け取れば、いつまでも疑いの目を向けられるのだ。

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【運営・執筆】竹本てつじ【転載について

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