竹島の日式典で原稿を読む「今井絵理子政務官」VS. 原稿なし「参政党・神谷宗幣」日本人が知らない日本の伝統?【マガジン239号】
KSLマガジン
島根県松江市で22日に開かれた第20回竹島の日記念式典において、政府を代表し挨拶に立った今井絵理子内閣府政務官が原稿を読んでいたことに対して、参政党の神谷宗幣参議院議員が原稿なしで挨拶したことが話題となっている。
主に参政党支持者からは「自分の考えを強く訴えている」として神谷議員を称賛し、今井政務官に対しては「誰かに書いてもらった原稿を読むだけ」と批判する声が多くみられます。綱領に“日本の精神と伝統を活かす"旨が記載されている参政党には申し訳ないのですが、正式な所作としては原稿を読んだ今井政務官が正しく、神谷議員は非礼とまではいわないが略式で挨拶をしたことになります。
招かれたら持参して置いて帰る
日本の伝統には一家言ありそうな参政党支持者が、日本の伝統としきたりである「奉書紙(ほうしょがみ)」をカンペと思っていたことには驚きを禁じ得ません。今井政務官は政府から派遣された代表として挨拶していますが、主催者側は閣僚級の出席を要求しているわけで、いわば代理のようなもので上のものが奉書紙に書いた文章を代読するのはある意味で礼儀です。実際は政府派遣なので今井政務官の言葉として読み上げられていますが、そもそも式典挨拶は主催者の要望によるセレモニーであって、来賓は謙遜して壇上に立つことを当たり前とせず奉書紙に挨拶状を書いて、その場で置いて帰るのが礼儀です。
最近は結婚式の親族挨拶と混同して奉書紙を持ち帰ったり、そもそも奉書紙を用意しないことが誠意と勘違いしている人が多いようです。今井政務官や他のベテラン議員も奉書紙を誤って自席へ持ち帰っているようですが、神谷議員以外にもそもそも奉書紙を用意していない国会議員が多数見られました。席次や立場によって対応は様々ですが、丸山知事らは正式な所作を学んでいるようで奉書紙を演台に置いてから席についています。(回収して管理することを意識しているのかも)
で、ここからはお気持ちというか日本人としての精神の話になりますが・・・
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