【激怒】玉木雄一郎「そんな話してない!」デイリー新潮の“捏造記事”を完全否定!架空の自称関係者を公明党も否定【KSLチャンネル】

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 国民民主党の玉木雄一郎代表がデイリー新潮のデマ記事にご立腹です。

 発端となったのは18日の記事で、自民公明と国民民主党の連立で玉木さんが首班指名を受けることに乗り気だと報じたことです。玉木さんはXでこの記事を引用し完全否定。


 公明党の谷合正明参院会長も玉木さんの投稿を引用し抗議。


こちらからも完全否定され架空の発言によるデマ記事であることが確定したわけです。

胡散臭い自称関係者

 この記事の胡散臭い自称関係者の証言はこんな感じです。

 まず公明党閣僚経験者の発言として、
「国民民主党は参院選でも議席を伸ばす。自民党は議席減が必至とみられるが、石破のクビがどうなっていようと選挙後の安定政権は自公国連立しかない。公明党はその仲介役を担う腹で、すでに“玉木雄一郎首相”を視野に入れているよ」

 さらに与党関係者の発言として、
「玉木氏に目をかけてきた亀井静香元政調会長が、ウチの斉藤鉄夫代表に“総理の椅子をチラつかせれば玉木は必ず食いつく”と吹き込んでいるようです。二人は広島・修道高校の先輩後輩で、親交が深いんです」

 そして政治部デスクとの発言として、
「国民民主党が政権入りすれば立民と国民民主を支持する連合は事実上分裂しますが、玉木氏は周囲に“公明党がしっかり支えてくれるなら首班指名は受ける”と漏らすなど前向き。国政選挙で集票力の低下が著しい公明党は、国民民主を支持する民間労組票の取り込みに動き出しているとも」

 こういう匿名の自称関係者ってほぼ架空の人物です。かくいう私も一時期、某ゴシップ誌に記事内容やSNS投稿を無断で盗用され肩書は「芸能ライター」とされていたことがあります。その媒体の取材なんて受けてないし芸能ライターじゃないし。

 今回の新潮の記事で唯一本当にしゃべってそうなのが亀井静香さんですが、この方もかなりの高齢で前回参院選では支援しているはずの野党系候補ではない維新の対立候補に太鼓判を押してしまったようで、その候補が選挙ポスターにステッカーで亀井静香さんから応援されていることを上張りし、野党陣営が頭を抱えていました。都知事選では山本太郎を応援しちゃったり無茶苦茶な人です。
 もとからなんでも軽く喋っちゃう人なんでしょう。ただしその相手が公明党の斎藤鉄夫代表だったとは思えません。

 内容もデタラメだし、なんとなくネットで転がってそうな仮定の話をかき集めた駄文です。そもそも政治部デスクが外部の週刊誌記者に情報なんて流さないし、そんなに暇じゃないしバレたらクビです。現場では新聞記者やテレビ局の人と裏話的なことをしないわけでもないですが、それを勝手に表に出したら二度とお付き合いはしてくれません。

 こういうデタラメ記事が真実であるかのようにYahoo!ニュースにまで掲載されてしまうのも、現実問題として野党から見て玉木さんの首班指名は現実的な政権交代の道で、かつて細川政権が誕生し崩壊する敬意を考えれば与党がそれを阻止しようと国民民主党を引き入れておきたいというのはあるでしょう。

 週刊誌なんてものは主力の優秀な記者がスクープを取ってくる一方で、アルバイトみたいなライターが妄想記事書いて紙面を埋めてることもあるので、確たる証拠の示されていない今回のような記事は信用しないほうがいいです。

【運営・執筆】竹本てつじ【転載について
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